2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「横道世之介」

映画「横道世之介」は、1987年の春から1988年の春まで、ある大学生の1年を描いた映画。 見終わった後、横道世之介はファンタジーなのかどうかとちょっと考え込んだ。 昔、誰の文章だったか忘れたけれど、「フーテンの寅」をこよなく愛する外国人女…

PPM

2週続けて土曜出勤。は、いいとして、帰りにちょっとした買い物に最寄りのホームセンターまで歩いたら、ひどく乾燥しているせいか、目や鼻に春の兆しか、なにかくしゅくしゅ来るものがあった。ここ2年くらい、卵だちの功徳で、花粉症はおさまっていたのに…

「レッド・ライト」

時間が空いたので「レッド・ライト」。 ロバート・デニーロの演じる超能力者がかっこいいけれど、この脚本のミスは、シガニー・ウィーバーの演じる科学者が途中で降りちゃうこと。ロバート・デニーロ×シガニー・ウィーバーの対立軸の緊張感が最後まで持続で…

「ゼロ・ダーク・サーティ」

「ハート・ロッカー」のキャスリン・ビグロー監督最新作「ゼロ・ダーク・サーティ」。 2時間38分という長さを緊張の糸を途切れさせることなくみごとに歩き通してみせる、タイトでストイックな演出には、「ハート・ロッカー」のときに魅了されたみごとさで、…

イチローのインタビュー

日経WEBにイチローのインタビューがあったので、ちょっと抜き書き。 「努力をすれば報われると本人が思っているとしたら残念だ。それは自分以外の第三者が思うこと。もっと言うなら本人が努力だと認識しているような努力ではなく、第三者が見ていると努力…

山種美術館、金子国義、福井路可

日曜はすごくいい天気だった。 アベノミクスのせいかどうかしらないけれど(絶対違う)、最近、急に仕事が忙しくなって、日曜の天気を思い出すのもちょっと遠い気分。 朝一番で映画を観た後、恵比寿の山種美術館。「琳派から日本画へ 和歌のこころ・絵のここ…

「ムーンライズ・キングダム」

昨日の早起きでいきおいづいて、けさは8:45から「ムーンライズ・キングダム」。 まず、最初にことわっておくと、この映画はオススメ。なので、このあとに書くようなことは読まなくていいので、あすにでも観にいけばいいと思う。おやすみなさい。 わたし…

「つやのよる」

早起きして「つやのよる」を観てきた。‘よる’っていうのに朝九時からの上映も意表を突いてなかなかよい。 ‘つや’は艶という女性の名前で通夜ではないけれど、タイトルから連想してしまうのは「寝ずの番」。中島らも原作、マキノ雅彦監督のあの映画も中心人物…

Domani・明日展

日曜日、国立新美術館で「Domani・明日展」という展覧会を観てきた。「未来を担う美術家たち」という副題がついていて、さらに()のなかに「文化庁芸術家在外研修の成果」とある。ようするに()の中まで読んで‘ああそういうこと’と納得できる、もって…

盗まれた手紙

エドガー・アラン・ポーの小説に「盗まれた手紙」というのがある。 くわしくはウィキペディアでも読んでもらえればよいのだけれど、なんでそんなの思い出したかというと、下記の事件。 東京新聞:敦賀断層調査 規制庁幹部 未公表情報 原電に 漏えい:社会(TOKY…

「みなさん、さようなら」補遺

昨日の続き。 それから、書き忘れていたけれど、濱田岳は「ゴールデン・スランバー」の殺人鬼役を思い出せば分かると思うが、アクションができる。「みなさん、さようなら」は、原作もそうだけれど、身体性(ということばしか思いつかなくて恐縮だが)も重要…

「みなさん、さようなら」

中村義洋監督、「ポテチ」の次回作が、この「みなさん、さようなら」だと聞いた時は、ちょっと「え」と思った。この原作はかなり昔に読んだ記憶があって(日記を検索してみたら2008年のお正月)、よかったと思ったのだけれど、この読後感を自分の中でど…