2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『沈黙のレジスタンス』 

ジェシー・アイゼンバーグがマルセル・マルソーを演じる。でも、パントマイムがそんなに上手くなかった。 それが多分この映画があんまりハネてないところなのかなと思うけど、そこをひとまず置いとくと、考えさせられることが多かった。実話だし。 ナチスの…

『由宇子の天秤』ネタバレあり

由宇子の天秤 主演は、「大豆田とわ子と三人の元夫」で、東京03の角田さんのお相手をしていた瀧内公美さん。テレビジャーナリストの役どころだけど、上司の川瀬陽太さんさえまだ契約社員だったから、立場としては不安定みたい。かたわら、父親の経営する学習…

アメリカ人はデブ、日本人は発達障害

私は映画が好きでわりとよく観てる方かと思う。 ドキュメンタリーとかもよく観る。「ドキュメンタリーはウソをつく」ってことは、森達也の言う通り、あると思います。 でも、昨日書いたように、OASISの野外ライブを撮ったドキュメンタリーでノエル・ギャラガ…

『オアシス:ネブワース1996』

実は何を隠そう『オアシス:ネブワース1996』を観てたんだけど、個人的に(もちろん)ピンと来なかった。ネガティブではなかった。むしろポジティブだったけど、ロン・ハワードの『ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK The Touring Years』とか、“ロック・アゲ…

紗倉まなが言うには

土曜日の深夜にこっそりやってる「紗倉まなとニューヨークのマジックミラーナイト」で、女性は初めての人を憶えてるかどうかって話をしていた。 紗倉まなが言うには「憶えてない」というより「消したい」に近いそうなのだ。 別れた男に対する女の、この態度…

『食の安全を守る人々』観ました。

エリック・ロメールはやっぱりいいわ。BGMがまったくないのもいいし。「六つの教訓話 デジタルリマスター版」なんだけど、ただ、1日に2本続けると印象が薄まる気がして『食の安全を守る人々』を見たんだけど、驚きました。愕然とした。 日本でまだラウンドア…

貞明皇后に関する本2冊

大正の后 昭和への激動 (PHP文芸文庫)作者:植松 三十里PHP研究所Amazon孤高の国母 貞明皇后 知られざる「昭和天皇の母」 (産経NF文庫)作者:川瀬 弘至潮書房光人新社Amazon 以前から疑問に思っていたことでこのブログにも書いたことがあった、日本のリベラル…

『エリック・クラプトン/ロックダウン・セッション』

『エリック・クラプトン/ロックダウン・セッション』は、タイトルが示すとおり、このコロナの閉塞状況下で試みられたライブのひとつ。日本でいえば星野源の「Gen Hoshino’s 10th Anniversary Concert “Gratitude”」とか山下達郎の『TATSURO YAMASHITA SUPER…

『ONODA 一万夜を越えて』

おそらくわたしが今年観た中でいちばんの名作だと思います。 予備情報なしで観たので、観終わるまでどこで誰が撮ったのかさえ分からなかった。 Arthur Harariっていう監督が何人なのかも分からなかった。もしかしたらルバング島の人なのかなと思ったくらいで…

準決勝の審査員

まだしばらくキングオブコントの衝撃に浸ってるんだけど、よくよく考えてみると、今年は準決勝の審査員が偉かったと思いついた。bagwell0830.hatenablog.com やっぱりな。

キングオブコント2021の感想戦さまざま

今年のキングオブコントが素晴らしくなる予感はしていた。 今年からユニット参戦が可能になって、チョコレートプラネットとシソンヌとか、片桐仁と青木さやかとか、果ては、間寛平と村上ショージまで、花も実もあるユニットが、決勝まで届かずバタバタ敗退し…

『モンタナの目撃者』『レミニセンス』『クーリエ』

もし『MINAMATA』をまだ観てないなら『MINAMATA』をオススメする。 それ以外で最近見た映画でオススメできるものというと、まず、『モンタナの目撃者』。 アンジェリーナ・ジョリー?。って一瞬思うじゃないですか?。スターで客引きしようとしてるのかなと…

感染者数がなぜ減少したかわからない?

オリンピックが終わったからに決まってるじゃん。news.yahoo.co.jp

国宝 福岡一文字吉房

コロナ禍以前は、上野の美術館に行くときは、美術館のはしごをするのが当たり前だった。5つも美術館があるのだし、国立西洋美術館と東博は、土曜日には午後9時まで開いていたし、常設展は撮影可なのだし。 今は、事前に時間指定しなければならないので、そう…

ゴッホ展

緊急事態宣言全面解除一日前に、フライイングでゴッホ展に出かけた。つうかまあ、前に言ったように、今週は日曜日から働いてたのでもう限界。金曜日まで待てなかった。それに今は予約制だし。それはそうと、なんか予約制になってから、どさくさにまぎれて美…

『ドライブ・マイ・カー』のソーニャとワーニャ

濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』の映画内戯曲の「ワーニャ叔父さん」は、独特の演出がされている。多国籍の俳優が、各母国語でセリフを言い、その翻訳が字幕で背景に映し出される。 つまり、俳優たちは各人の身体に覚え込ませた戯曲を演じなければな…