2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

飲める水をください

「ナンシーちゃんの妹は汚れた水を飲んだことが原因で命を落としました。それでも残された家族は、生きるためにその水を飲み続けるしかありませんでした。」www.wateraid.orgって、知ってます?。 濁った水しかなければそれを飲むしかないんですよ。だから、…

『イエスタディ』ネタバレあり

ダニー・ボイル監督の『イエスタディ』は、観にいこうかいくまいか、散々にまよった映画だった。 バナナムーン・ゴールドで設楽さんが観に行ったとかで、その日の放送は、ビートルズ談義で盛り上がって、映画そのものについては、深い話をしたわけではなかっ…

『決算!忠臣蔵』を観て、『「忠臣蔵」の決算書』を読んで

中村義洋監督は、わたしはすごく好きで、伊坂幸太郎の小説を映画化していた『アヒルと鴨のコインロッカー』の頃も、それから、『ジェネラル・ルージュの凱旋』のシリーズも好きだが、実を言うと、一番好きなのは、『ジャージの二人』と『ポテチ』かもしれな…

『ドリーミング村上春樹』観たです。

今、村上春樹が世界じゅうで読まれてるのは事実としても、日本人の私が、それを感覚的にとらえるのは、けっこうむずかしい。 野田知佑がカヌーでユーコンを下っている途中で出会った女性が、夏目漱石の『こころ』の英訳版を読んでいたというのを読んだことが…

教養主義2.0の可能性について

鴻上尚史のほがらか人生相談 息苦しい「世間」を楽に生きる処方箋作者: 鴻上尚史出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2019/09/20メディア: 単行本この商品を含むブログを見る ハフィントンポストに鴻上尚史のインタビュー記事があった。 まぁ、半分くらい…

『フリーソロ』観ました

フリーソロとは、上の動画みたいに、命綱を使わず、単独で登るロッククライミングのこと。その第一人者が、上のアレックス・オノルドで、今までいろんな記録を塗り替えてきた。 その彼が、今回は、ヨセミテ国立公園の未踏壁、975メートルのエル・カピタン…

今更ながら小泉政権を振り返ってみる

「安倍首相と桜を見る会」が公職選挙法違反だそうなのである。であれば、刑事事件であるから、本来、何らかの形で司法の動きがあるべきだと思う。そうでないと、この国の司法が腐っていることになる。 だから、司法がまともに機能しているなら何かあるだろう…

『掃除婦のための手引書』 ルシア・ベルリン作品集を読みました

掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン作品集作者: ルシア・ベルリン出版社/メーカー: 講談社発売日: 2019/07/09メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る この短編集は、ことしの夏に出版されたようだが、多分、話題になっているのだろうと思う。ア…

『性表現規制の文化史』 猥褻と純潔について

性表現規制の文化史作者: 白田秀彰出版社/メーカー: 亜紀書房発売日: 2017/07/20メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (6件) を見る 『春画と日本人』の映画を観たときに、春画展の図録にあった、安政六年(1859年)に、あるアメリカ人…

日本に生きているのが恥ずかしい

最近の入管をめぐる報道に気が滅入る。 経済的な後退や国力の低下は、すべての国が経験することかもしれない。しかし、この人間性の下劣さには心折れる。日本という国に生きているのが恥ずかしくなる。hbol.jp courrier.jp news.yahoo.co.jp hbol.jp

『NO SMOKING』観ました

細野晴臣という人は、もちろん、YMOで世界的に売れたので、それで、国際的に有名なのはいうまでもないのだけれど、それ以前、『トロピカル・ダンディー』『泰安洋行』のころから、海外で熱烈に支持する人がいた。北京ダック細野晴臣J-Pop¥250provided cou…

昨日の付け足し

昨日書いた「たりないふたり」のライブについて、土曜のオードリーのオールナイトニッポンでも話していた、若林正恭目線で。 この話、山里亮太のJUNK、Creepy Nutsのオールナイトニッポン0、オードリーのオールナイトニッポンと三方向から裏話を聞くと面白…

『真実』特別編集版みました

『真実』の特別編集版が11月1日から公開されてる。横浜みなとみらいのkinoで観た。ちょうど山里亮太と若林正恭の「たりないふたり」のライブがランドマークタワーでやってた日だった。すごかったらしいね。「不毛な議論」で聞いたけど、即興で80分…

『春画と日本人』(記事内に春画を含みます、当然ながら)

横浜シネマリン 先日に紹介した、田中美津さんのドキュメンタリー映画『この星は、私の星じゃない』は、横浜シネマリンでも、11月23日から公開されるそうだ。 『春画と日本人』を観に行ったんだけど、ロビーのモニターに『この星は、私の星じゃない』の…

韓国から北朝鮮への歴史的転回について

今週の週刊文春の飯島勲のコラムに「関係改善は韓国より北朝鮮」と書いていた。関係改善は韓国より北朝鮮――飯島勲の激辛インテリジェンス【全文公開】(文春オンライン) - Yahoo!ニュース これは、このブログでは、おそくとも2013年くらいからずーっと…

『この星は、私の星じゃない』と田中美津さんのトークイベント

『この星は、私の星じゃない』 渋谷ユーロスペースで、『この星は、私の星じゃない』という、最近の田中美津さんを撮ったドキュメンタリー映画があると知って観に行った。監督は吉峯美和という人。 たまたまだったんだけど、田中美津さんご本人が映画の後に…