2025-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ゾフィー・トイバー=アルプ & ジャン・アルプ

アーティゾン美術館で開催中の「ゾフィー・トイバー=アルプ & ジャン・アルプ」のユニークなのは、ジャン・アルプではなくて、パートナーのゾフィー・トイバー=アルプに焦点が当たっている点。 ジャン・アルプはそれこそ先日の東京国立近代美術館の常設展に…

座間谷戸山公園の桜

ここは微妙に近すぎて今まで行ったことがなかった。車窓からは見えていたのだけれど。 座間谷戸山公園座間谷戸山公園 www.youtube.comwww.youtube.com

東博の刀剣

東博の刀剣類が大幅に展示替えされてた。 今までYouTubeに上げてた刀の動画が、同じアカウントにあげた盛本真理子の動画が引っかかってしまったので、アカウントが消されてしまった。 わたしの価値観ではあんなのポルノではないのはもちろん、何ならウォータ…

『教皇選挙』ネタバレ

教皇選挙、コンクラーベは当然ながらローマ教皇が亡くなった後にある。ので、この映画の冒頭で亡くなったローマ教皇のモデルは、今のフランシスコだと思われる。フランシスコがちょうど入院していたせいで、よくもわるくもタイムリーだった。 フランシスコが…

東京国立博物館と東京国立近代美術館の桜

まずは東博から。雪舟の屏風。 伝 雪舟等楊《四季花鳥図屏風》https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/knockeye/20250321/20250321084623_original.jpg 《犬追物図屏風》筆者不詳https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/knockeye/2025…

サンディエゴ美術館 vs 国立西洋美術館

国立西洋美術館で開催されている「西洋絵画、どこから見るか?―ルネサンスから印象派まで サンディエゴ美術館 vs 国立西洋美術館」を観に行った。 平日なのにすごい人だなぁと思ったけど、後から考えたら春分の日みたいだった。だったら、わりと空いてる方だ…

イスラエルの停戦破棄とガザ侵攻再開について

ほぼ一年前(2024.3.10)のYouTubeの投稿だったが、今まで気がつかなかった。 しかし、『ノー・アザー・ランド』で「犯罪現場」を目撃してしまった今となっては重みが全然ちがう。 動画の中でふれられている、南アフリカがイスラエルを国際裁判所に訴えた件…

『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』ネタバレ

ティモシー・シャラメがボブ・ディラン?。って思いで、ちょっと行き渋ってた。でも、この映画はボブ・ディランのごく若いころにフォーカスしたイライジャ・ウォルド著の『Dylan Goes Electric!』を下敷きにしているので。 ボブ・ディランの長大な足跡を漫然…

『プレゼンス 存在』ネタバレ

何と言ってもルーシー・リューの好演が感慨深い。むかし、工藤夕貴がハリウッド進出を目論んだ一時期があったのだけれど、本人の希望とはそぐわなかったらしく、結局、拠点を日本に戻した。そのとき洩らしていたことには、アジア系の女優は「ルーシー・リュ…

『ミマン』 オススメ

これは久々に大好きな韓国映画。日本に渡来する韓国映画は両極化してるのか、ともかく、個人の好みは、ホン・サンスかそれ以外かになってる気がするが、この映画の丁寧な歩みの運びは、ほんとに心地よく、聞けば、キム・テヤン監督の初長編だそうで、韓国映…

『ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻』ネタバレ(と言っても史実だし)

世界的に時代劇ブーム来るかも。『SHOGUN』が、アメリカの賞レースを総ナメにしたのも記憶に新しいが、何より時代劇にするとコンプライアンスの煩わしさから逃れられそう。ヘンリー8世が馬車に乗るとしてもシートベルトで文句言われんだろ。 タイトルの「フ…

『ANORA アノーラ』ネタバレ

ショーン・ベイカーは『フロリダ・プロジェクト』『レッド・ロケット』と観てきてるけど、『ANORA アノーラ』がアカデミー賞を獲るほど特に優れてるって感じもしない。 『レッド・ロケット』は最低な男が主人公だったので反発も感じるし、あんまり感心しなか…

ミロ展 at 東京都美術館

前日書いたとおり、小田急が止まって上野の東京都美術館に着いたのが午後5時くらいになった。東京都美術館は金曜日だけは午後8時まで開館なので助かった。まぁ、最初から見込んでいたのだけれど、上野にはほかにも美術館も多いのだし、最後に都美術館でい…

FACE展2025

FACE展2025 小田急の町田から成城学園前まで突然電車が止まって、上野にジュアン・ミロを観に行くつもりが、新百合ヶ丘で立ち往生して、多摩線の方は動いてるからってことで永山駅から京王線でっていう行ったことのない経路で新宿に辿り着いたので、予定を変…

『トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦 』『アメリカン・グラフィティー』

『トワイライト・ウォリアーズ』は、香港映画の『アメリカン・グラフィティー』だという無理な思いつきについて今から書く。結論だけ先に書いて証明はしないというフェルマーの定理のやり口にたぶんなるだろう。 TOHOシネマズの「午前10時の映画祭14」のラス…

『ブルータリスト』ネタバレ

「ブルータリズム」ってのは建築史の用語。バウハウスの後を継ぐモダニズム建築で、「brutal (粗暴な)」という英語とは関係なく、「béton brut(ベトン・ブリュット)」という「生コンクリート」を意味するフランス語に由来するらしい。コンクリート打ちっ…

『blur : To The End』『blur : Live At Wembley Stadium』

私はかねがね言ってるとおり音楽のテイストがない。 でも、まあ、なんかこういう映画は好きなんだよね。 で、実は(ってことでもないんだけど)、オアシスの『オアシス:ネブワース1996』も観たんだけど、何かピンと来なかった。 Netflixの「This Is Pop: …

『ノー・アザー・ランド』第97回米アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞受賞について

『ノー・アザー・ランド』が第97回アメリカアカデミー賞で、長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した。 これについて半ばは驚いたのは、もう15年も前の第81回米アカデミー賞にて、『おくりびと』が外国語映画賞を獲得した後のインタビューで、主演の本木雅弘が…

『ノー・アザー・ランド』ネタバレ

イスラエルの入植者の実態が初めて理解できた。たんに文字情報で知っている「入植」と実際に目で見る入植とは大違いだ。あんなにニヤニヤ笑ってるとは思わなかった。 あんなに静まり返っている映画館も初めてだった。泣くも笑うも誰も何もできない。余りの卑…