2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

江ノ電日和

日曜日も昨日に続いて鎌倉。なにせ天気がよいので。 ここのところずっと同じことを書いている気がするが、でも、天気が良くて。 昨日と違って今日は江ノ電で行く。 江ノ電は、晴れた日の午前中に藤沢から乗って、稲村ヶ崎か長谷くらいまでで降りて、あとは海…

鎌倉散歩、東慶寺、浄智寺、寿福寺

朝、目がさめると天気がよい、と、落語の住吉駕籠みたいなことで、これといった当てもないが、鎌倉を散歩してきた。 北鎌倉駅で降りて駅前の円覚寺は、観光客で門前市を成す賑わいながら、山門の中のカエデがまだ色づいていないので、早々に引き上げた。山門…

根津美術館の紅葉 鏨の華

紅葉の盛りの根津美術館になぜ来たことがなかったのか分かった気がする。海外にまで人気の庭のある根津美術館は、紅葉だけで客が呼べるので、紅葉の頃の展示はけっこう渋めにしているみたい。だから、WEBで展覧会をチェックして、行こか行こまいかと考えてい…

箱根の紅葉

よい天気だったので箱根に紅葉狩りに出かけましたという記事。 箱根美術館と箱根彫刻の森美術館と、最後にちょっと岡田美術館にも寄った。ちょっとなめてたけど岡田美術館は一時間ではまわりきれないので、また来たい。 箱根美術館は、池に映り込む紅葉が珍…

運慶展

東京国立博物館で開催されている興福寺中金堂再建記念特別展の運慶展は連日人が押し寄せているに決まっている。 つうことで、ちょっと行きそびれていたのだけれど、「KUBO」と「人生はシネマティック!」が二つともいい映画で気持ちが上がって、流れで夜…

「KUBO」

あの「While My Guiter Gently Weeps」を三味線で弾いてるのは誰なんだろう、と思ったら、日本人じゃなく、Kevin Kmetzって人らしい。歌はRegina Spektor。私は字幕版で観たが、吹き替え版では、吉田兄弟が弾いてるってうわさ。 字幕版は、声優陣も豪華で、…

「人生はシネマティック!」

クリストファー・ノーランの「ダンケルク」は、この映画の予告編みたいなもの、膨大な予算の予告編をどうもありがとう、って、名の知れたレビュアーは書きにくいだろう。でも、たぶんそう書きたい誘惑に駆られると思う。 「ダンケルク」は、ナチスにフランス…

ディエゴ・リベラ

埼玉県立近代美術館に「ディエゴ・リベラ展」を観に出かけた。図録がまだできてなくて、届くのを待ってるところ。とりこみ詐欺じゃなきゃもうすぐ届くはず。そういうわけで、メキシコならではの裸婦のよいのがあったんだけど、ここでは紹介できない。 ディエ…

「彼女がその名を知らない鳥たち」

沼田まほかるが原作を書いた「ユリゴコロ」は、吉高由里子と佐津川愛美が良かった。七十年代の風俗も丁寧だったし、ちょっと無理なところはありながらも、無理を承知で楽しませるサービス精神が感じられてなかなかよかったので、原作者が同じ「彼女がその名…

『昔話』、『父のこと』

昔話 (講談社文芸文庫)作者:吉田 健一発売日: 2017/02/10メディア: 文庫父のこと (中公文庫)作者:吉田 健一発売日: 2017/09/22メディア: 文庫 吉田健一の『昔話』と『父のこと』。 『昔話』は、吉田健一の最晩年の随筆だが、帯にあるように「到達点」とかは…

パリ・グラフィック ロートレックとアートになった版画ポスター展

永青文庫で時間が余っちゃったので、三菱一号館美術館で「パリ・グラフィック ロートレックとアートになった版画ポスター展」を。 ロートレックが浮世絵を好きだったのはよく知られているけれど、この展覧会みたく同時代のグラフィックアートを並列して一覧…

永青文庫で長谷川等伯の襖絵(後期)

何日か前に書いたように長谷川等伯の手になる南禅寺天授庵の襖絵が永青文庫で展示されている。その展示替えが先月末にあったので再訪したのだったが、≪松鶴図≫は経年劣化が進んでいて、墨で描いた部分以外はほぼ褪色していて何も見えない。雛どりは黄色であ…

「Ryuichi Sakamoto: CODA」

「ノクターナル・アニマルズ」を日比谷で観た後、有楽町で「Ryuichi Sakamoto CODA」を観た。たまたま舞台挨拶があった。といっても初回じゃないし、連休に入る前に予約したためもあってか席が取れたのだと思う。面白かったのは、予約画面がいつもの逆で、前…

「ノクターナル・アニマルズ」

「ノクターナル・アニマルズ」が週刊文春のシネマチャートで取り上げられていたが、評価が分かれている。わたしの勝手な判断では、あの5人がそろって「まあいいんじゃない?」みたいな映画よりも、評価が分かれているものの方が面白いと思っている。 主演の…

「シンクロナイズド・モンスター」

アン・ハサウェイ主演の新作「シンクロナイズド・モンスター」の監督と脚本を兼ねたナチョ・ビガロンドって人は、聞くところによると松本人志のファンだそうで、この映画も「大日本人」を観ていてひらめいたとか。でも、松本人志みたいにハズシていく方向で…