2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧
何かの記事で見かけた話だが、8月31日に夏休みの宿題に取り組んでいる人は、絶対に金持ちになれないそうです。俗説にちがいないけど、なかなかの説得力。今、宿題に取り組んでいるあなた、そういうことだそうです。 そういいつつ、わたしのやっていること…
ナボコフのロシア文学講義 下 (河出文庫)作者: ウラジーミル・ナボコフ,小笠原豊樹出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2013/07/05メディア: 文庫この商品を含むブログ (12件) を見る 『ナボコフのロシア文学講義』下を読み終えた。 下巻は、トルストイ、…
新国立美術館に、ジョン&キミコ・パワーズ夫妻の「アメリカン・ポップアート」を観に行ったのだけれど、それはもうお盆前。 アンディ・ウォーホルの200個のキャンベルスープ が来ていて話題になっているけれど、コレクションの中心は、シャスパー・ジョ…
日付を見るかぎり。もはや速報とはいえないわけだけれど、すくなくともわたしは今週のニューズウィークの紙面で初めて知った。韓国のNIS(国家情報院)が、先の大統領選で、現大統領にとっては対立候補だった文在演候補を、ネットで非難中傷する書き込み…
日経ウエブに鈴木幸一という人が書いているブログは、‘面白くてためになる’といった教養文学系の文章で、けっこう読んでいる。この20日の分は、先日紹介したオリバー・ストーンの発言と相俟って、考えさせられることがあったので、ちょっと紹介したい。 明…
この週末から開催されている、日本新聞博物館の「福島菊次郎展」を観にいった。 戦後、これだけの事件が日本で起こっているのに、実際、これを写真に残せたのは、福島菊次郎ただひとりかという思いすらする。 とくに、広島の中村さん一家を追い続けた写真と…
ナボコフのロシア文学講義 上 (河出文庫)作者: ウラジーミル・ナボコフ,小笠原豊樹出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2013/07/05メディア: 文庫この商品を含むブログ (11件) を見る 『ナボコフのロシア文学講義』上巻を読み終えたところ。上巻は、ゴーゴ…
オバマがエジプトにたいしてとった措置は合同軍事演習の中止だけ。クーデターに抗議してデモする市民を800人以上も殺した軍事政権に対してそれだけ。 つまり、こう言うメッセージだ。‘アメリカは、たとえ千人程度の市民が虐殺されたとしても、軍事政権を…
昨日、書き漏らしたけれど、韓国の朴槿恵大統領が、「歴史問題が日韓両国の未来を暗くしている。相手の苦しみに配慮する姿勢がないと未来を築くことはできない」と「光復節」の式典で述べたそうだ。 苦笑してしまうのは、先日、習近平との首脳会談で、伊藤博…
いまだに地デジ化していないわたしがテレビを観るのは帰省したときだけだが、BSの世界各国の報道と、日本の報道を見くらべると、日本のジャーナリストがどんだけぬくぬく生きているかがよく分かる。今、真っ先に報道しなければならないのは、エジプトの情…
冷夏かと思われていた夏が反転攻勢に出たのはいつごろだったか、ともあれ、ところによっては、摂氏40度を超すという猛暑、酷暑とあっては、‘夏の美術館めぐりは過酷’なんて前言はあっさりひるがえし、美術館にも涼を求める気分になる。 前回はネイビーのサ…
「少年H」と「パシフィック・リム」を続けて観た。 「少年H」は、少年のキャラクターが曖昧だった気がするけど、それでも、水谷豊は、お金を出して損しない役者さんだと思ったし、それに、夫婦共演ってどうなのかしらと思っていたのだけれど、伊藤蘭には、…
谷文晁について書きながら、様々な符合が心に浮かんで、そんな思いつきにのっかって、そのまま脱線していくべきか迷った。 それは例えば松平定信のことなのだけれど、この人は八代将軍吉宗の孫。わたしたちの国で今政治を司っているのもまた、およそ70年前…
金曜と土曜のサントリー美術館は8:00PMまで開館しているので、谷文晁展の後期を観にいった。前期も先月観にいっている。 前期だけの展示だったけれど、なんといっても、木村蒹葭堂のこの肖像が魅力的。 笑福亭鶴瓶と藤田まことをかけまぜたようにも見…
東京都現代美術館に行った。 「フランシス・アリス展」を観にいったつもりだったのだけれど、同時開催されている 「手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから」 にちから負けした感じ。 だって、 これですから。 これですから。 これですから。 イメージの力強さ…
麻生太郎財務大臣が、「ナチスに学ぶべき」と発言したと、日本のマスコミが報道したことが、中国、韓国でも報道され、ついにはアメリカのユダヤ人人権団体から釈明を求められる事態になった。 橋下徹が「従軍慰安婦は必要」と発言したという報道から、中韓米…
伊東静雄詩集『夏花』より いかなれば いかなればことしの盛夏のかがやきのうちにありて、 なほきみが魂にこぞの夏の日のひかりのみあざやかなる。 夏をうたはんとてはことさらに晩夏の朝かげとゆふべのこぬれをえらぶかの蜩の哀音を、 いかなればかくもきみ…