昨日の続き

knockeye2013-08-16

 昨日、書き漏らしたけれど、韓国の朴槿恵大統領が、「歴史問題が日韓両国の未来を暗くしている。相手の苦しみに配慮する姿勢がないと未来を築くことはできない」と「光復節」の式典で述べたそうだ。
 苦笑してしまうのは、先日、習近平との首脳会談で、伊藤博文を暗殺した安重根を顕彰する碑を建てようと提案したと思うが、では、それは、「相手の苦しみに配慮する姿勢」と言えるだろうか。
 わたしは、安重根を英雄として顕彰したければすればいいと思う。日本人の立場からすれば、首相を暗殺したテロリストであっても、韓国の立場にたてば、独立運動の闘士であると言える。だから、その人を英雄視してもよいと思う。
 しかし、であれば、日本の閣僚が靖国を参拝するのを問題視することはない。論理的に矛盾していないか。
 朴槿恵大統領の求めているのは「相手の苦しみに配慮する姿勢」ではなく、「あたしの気に入らないことはやるな」という身勝手さだといわれても仕方ないのではないか。