2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『物乞う仏陀』

ちょっとこれは「重たい」読書になるかもしれないなと思いながら手に取ったが、結局、観光客の目になってしまう。ちょっと後ずさりさえすれば、ありふれた日常に戻ることができる、そう思わなければとても関わり合う勇気がない。 2002年、私が発作的にロ…

『イラクの小さな橋を渡って』

『イラクの小さな橋を渡って』池澤夏樹・文 本橋成一・写真の小さな本を読んだ。2002年、まだ戦争が始まるかどうか分からなかった時の現地ルポ。今の時点から振り返れば、アメリカは、なかんずくラムズフェルドは、なにがなんでもやる気だったと分かって…

疲労について

「ほぼ日刊イトイ新聞」の記事。 明石家さんまさんのライブ、3時間半でしたよ。この長時間、笑わせっぱなしなんですよ。関係者に「正面からぶつかったらダメですよ」と、注意されていたのですが、舞台の進行に合わせていちいち笑っていたら、ほんとに疲労困…

あれこれ

ジュンヤさんのBBSにレスがあった。ドイツで労働ビザをとるべく画策しているそうだが、気持ちは定住を離れていて、また旅にでたい、そして3年ほどしたら帰国したいそうだ。もし労働ビザがおりなければ、ロシアに留学しようかとか言っている。テンコーさんは…

『明るい旅情』

社員旅行でへろへろである。阪神タイガーズのようにへろへろだ。夜勤明けで中尊寺往復、そして月曜は早出。目的はよく分からんが、とにかく仕事の一部だと思わないといける距離ではない。私のバハなら絶対行かない。 おまけに大雨。浄土ヶ浜遊覧船は、へたす…

エキスポディスク

社員旅行に本を持っていくというのはいかがなものか?さして気は進まんな。 車にぶつけられてしまった。あっちとしてはバイクにぶつけられたと思っているだろうが。T字路の青信号で、右折か左折しかありえないわけだが、前の車がウインカーも出さずのろのろ…

『腕(ぶら)一本・巴里の横顔(プロフィル)』

今朝、ゴミを出しにいったら、月の間近に火星が見えた。気をとられながらゴミを投げると、猫があわてて飛び出した。猫ってのは基本的にバカで、いつ見てもかわいらしい。 火が恋しい季節になった。新穂高のかつさんのオフ会はまたまたハイテンションに盛り上…

ゴアデニム

今月号のBE-PALにこんなのがでていた。 エドウィン503とゴアテックスのコラボレーション。あくまで「防風」透湿であって防水ではない。ファスナーを防水にしない限り、その辺は仕方ないが、ふつうのジーパンを穿くよりはグンと快適そう。値段もゴアテック…

今朝のニュースでいわゆる「小泉チルドレン」の女性三人が外国人記者相手に英語で会見していた。英語ってホントいつまで経ってもしゃべれないんだよね。いつかひょっとしゃべれるようになるかなぁと思って待ってるんだけど。ところで、佐藤 ゆかりってどこか…

恋愛力

「MATTHEW’s BEST HIT TV」がゴールデン進出。ちょっとタイミングが遅い気がする。昨夜その特番みたいのに南野陽子がでていた。微妙に「関西のおばちゃん化」が始まっている。とがってたトップアイドルが、まるっこくおばちゃん化していくのにつ…

去年の今頃は直江津でキャンプして野沢温泉に行っている。日本海側に行くなら5月か10月。さわやかで気持ちいい。 今日は久しぶりに休日出勤であった。朝、ジーパンを黒にしようか灰色にしようか迷って灰色にした。「これを穿くと雨が降るかなぁ」とちらっ…

やんやさんのBMW

やんやさんがBMWF650を手放すことになった。バイクは新居にお供しないようだ。HPで分かるとおり、これまで乗り継いできたバイクの数、そして、様々な旅、写真、それから今では自分のフィールドといえる場所を色々持っていること、などを考え合わせると…

太陽の塔

昨日、イサム・ノグチのオクテトラという作品の写真をアップしたけれど、あれは写真OKだったので、誤解のないように。作品といっても遊具なので、こどもたちが中に入ったり乗っかったりしていた。 それからミュージアムショップでは、写真のような珍しいもの…

イサム・ノグチ展

晴れの特異日だというのに雨。しかもきのうから急に寒くなった。おとといは半袖で汗をかいていたのでこの急変はちょっと応える。 イサム・ノグチ展を見に出かけた。インターネットのおかげで、東京駅を丸の内北口で降りて、東西線に乗り換えて、木場でおりて…

『星の王子さまの眠る海』

窓辺のマーガレットといえば桂三枝だが、星の王子さまといえばサン=テクジュペリだ。『星の王子さま』を読んだかどうか記憶が定かでないが、『夜間飛行』は北海道ツーリングに持っていった。 第二次大戦末期、偵察飛行に飛び立ったまま消息を絶ったサン=テ…

惜別色々

10日に閉店する書店「丸善」京都河原町店で、売り場の本の上にレモンを置いて立ち去る客が相次いでいる。作家梶井基次郎(1901〜32)の短編小説「檸檬(れもん)」の主人公が京都の丸善の本の上に、近くの果物屋で買ったレモンを置いたのをまねて客…

佐伯祐三

なぜ美術館が好きか分かった。ひと言も口をきかず、ジーッと突っ立っていても、不審者あつかいされないだけでなく、むしろその方が推奨されているからだ。そんな場所は滅多にない。 『プラート美術の至宝展』というのを見に行ったが、おじさんとおばさん二人…

『西ひがし』

金子光晴の三部作の最後『西ひがし』を読んだ。 前の二冊ですっかり森三千代のファンになってしまった私は、単身帰国の途上、またしてもシンガポールあたりで引っかかってしまっている金子光晴にちょっと腹立ったりしてしまう。こういうあたり、いつもながら…

カレンダーの話

来年の話をすると鬼が笑うというが、今更今年のカレンダーを買う訳にもいかず、来年のカレンダーも森下千里に決定した。こういうことを書くと、毎年アイドルのカレンダーを買っているようだが、そうではない。町の本屋なら買わないだろう。紀伊国屋あたりで…

廃車

帰国以来乗っていたウォークスルーバンのミラを廃車にした。 ちょうど引っ越し前にマフラーがぶらんぶらんになったので、錆のういたドアともども修理に出していたが、以来何の音沙汰もない。全然部品が見つからないらしい。もちろん新品に換えればすぐなのだ…

池田さんの帰国

池田さんから、無事帰国したというメールが届いた。自転車で世界を旅している人だ。中国からロシアに入り、最後にリダガ〜ヴァニノの無給油(・・・は自転車だから当たり前)山岳ダート346kmを5泊6日で走破したそうだ。 リドガを出てのんびり走って5…

『ねむれ巴里』

昨日の余勢を駆って『ねむれ巴里』を読んだ。 他人事ながらひりひりする。人が生きている「味」には、それ自体でかなりクセがあって、その上に意味だの主義などを付け加えることは、素材の味を知らない舌の未熟さなのかもしれない。 それにしても森三千代の…

『どくろ杯』

やんやさんがご結婚なさっ「てた」のである。現在完了形なのには驚いてしまった。私は他の人たちと違って独り者なので、ふとモト君のことが頭に浮かんだ。それからそれへと色々なことが思い浮かぶ。大半は個人的なことだ。否応なく人生が動いていくのはいい…

10月なのにひどく暑い。

衣替えというわけではないが、NAPSで冬物のウエアを買った。GOLDWINのカーキ色。ロゴマークも控えめで、ロープロファイルにふさわしい。試着した時点ですでに五年くらい着古した感じだ。あえて難点を上げると、前立てのスナップボタン。ベルクロにし…