2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ウクライナ戦争とイランのデモ

イランとの核合意は、オバマの数少ない外交成果の一つだったのに、トランプが勝手に降りてしまった。イランのドローンがロシアに提供されている今の事態にそれが繋がってないとは言えない。 しかし、逆に言えば、アメリカがイランとの関係で手厚い対策をとれ…

 ロシアがウクライナの発電所を

ロシアがウクライナの発電所を狙い撃ちし始めた。非戦闘員しかいない、戦場でない場所を砲撃することは、非難されるだろう。 クリミアの橋が落とされたことに対する報復を理由にしている。それが通るかというと、確かに「対テロ戦争」は、子ブッシュが言い出…

『暴力をめぐる対話』『PLAN75』

この週末に『暴力をめぐる対話』と『PLAN 75』を観た。 『暴力をめぐる対話』は、フランスで続いている「黄色いベスト(gilets jaunes)」のデモの現場で撮られたスマホの映像を観ながら、いろんな人が対話するドキュメンタリーで、フランスでは、コロナ禍の…

『スワンソング』ネタバレあり

映画『スワンソング』は監督のトッド・スティーブンスにとって、自伝的な「オハイオ三部作」の掉尾を飾る作品だそうである。聞きなれないサンダスキーという町は実在するし、主人公のパット・ピッツェンバーガーというゲイの老美容師も実在した。 ところが、…

『ブライアン・ウィルソン 約束の旅路』

先日、『ミーティング・ザ・ビートルズ・イン・インド』を観た余韻もあって、『ブライアン・ウィルソン 約束の旅路』を観た。 ブライアン・ウィルソンについては、ポール・ダノとジョン・キューザックがそれぞれ老若の彼を演じた『ラヴ&マーシー』という映画…

THE 新版画 版元・渡邊庄三郎の挑戦 茅ヶ崎市美術館

新版画のコレクションと言えば、この辺では横浜美術館と町田の国際版画美術館である。茅ヶ崎市美術館のこの展覧会は、改装中の横浜美術館のコレクションを借りているのかと思ったら、そうではなくて、一点を除いてすべて株式会社渡邊木版美術画舗の所蔵だそ…

元二世信者、外国特派員協会で会見

統一教会の卑劣さがよくわかる件。 記者会見で堂々とこれ(記者会見の途中に「このインタビュイーの女性は精神異常です」と連絡してくるとは)をやるのは、これを卑劣だと捉える感覚がないって事で、そういうのとはかかわりになりたくないのはもちろんだが、…

『川っぺりムコリッタ』

荻上 直子監督といえば『かもめ食堂』と『めがね』でカルト的なファンを獲得した、作家性の強い映画を思い浮かべる。今回のポスターにも「荻上直子「かもめ食堂」」とクレジットされている。 『かもめ食堂』、『めがね』に『プール』を加えて三部作と一般に…

『渇きと偽り』

オーストラリアの映画で、知ってる役者さんは一人もいないんだけど、そのせいで、フラットな視点で見られて、推理ドラマとしてはそのメリットがある。 それに、オーストラリアの片田舎っていう、実際はどうか知らないんだけど、確かに、西部劇的な、開拓時代…

revolution+1

『revolution+1』がまだ未完成の状態で一旦公開されたについての興味深い動画ふたつ。www.youtube.comwww.youtube.com

『さかなのこ』ネタバレかも?

のんは29歳だそうだ。この映画では男子用の学生服、いわゆる学ランを着てさかなクンを演じている。のんがさかなクンを演じると聞いて、主人公を女性にしたんだなと思い込んでいたけど違った。これはすごいキャスティング。別に、男っぽくふるまおうとすらし…

李禹煥のインタビュー

李禹煥の今回の展覧会についての対談がYouTubeに上がっていた。 李禹煥のこの批判性が彼の長所であり短所でもあるように思う。www.youtube.comwww.youtube.com