2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『湖の女たち』ネタバレ

組織や社会が腐っていく、そのリアルな匂いが漂ってくる濃密な映画。『さよなら渓谷』の吉田修一と大森立嗣監督がふたたび。 たぶん今年の映画を振り返ろうとするときには必ず蘇ってくる一作だと思う。 吉田修一は『さよなら渓谷』の時は映画のシナリオまで…

『あまろっく』、『悪は存在しない』ネタバレ

GWには『あまろっく』と『悪は存在しない』を観た。 おそらくこの片方をいい映画だと思う人は片方はいい映画だと思わないかも。映画としての成り立ちがまるで違う、というか、映画の概念すら全く違うようにさえ思える。 ただ、どちらも監督の作家性が色濃く…

大阪市立東洋陶磁美術館

いわゆる安宅コレクションを集めた東洋陶磁美術館がリニューアルオープン。 これもまあ実は去年のGWに六本木一丁目の泉屋博古館に来ていた。美術館が改装工事中にあちらに貸出したのだろう。 ただ、あたりまえだけど、耐震設計のされた専用ケースで、ヒモが…

日彫展(2024)

デ・キリコ展のついでに行った日彫展。 《窓》野原昌代https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/knockeye/20240504/20240504071035_original.jpg 池川直《MUSAη'(ポリュムニア讃歌)》https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/knockeye…

雪舟伝説 京都国立博物館

《秋冬山水図》、《破墨山水図》、《山水図》、《四季山水区卷(山水長卷)》、《天橋立図》、《慧可断臂図》と雪舟の6つの国宝が一堂に会す展覧会が、京都国立博物館のみで開催されて、そのあとどこにも巡回しない。その上、それをGWの最中に観に行くって…

兵庫県立美術館 常設展

兵庫県立美術館といえば、今は横尾忠則現代美術館になっている場所にあった頃は、隣りの市民ギャラリーが小磯良平記念館になっていた。 小磯良平《T嬢の像》1926https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/k/knockeye/20240502/20240502193524_origina…

スーラージュと森田子龍、白髪一雄

兵庫県立美術館の展示の充実ぶりに驚いた。贅沢と言うべきか。 兵庫県立美術館 スーラージュと森田子龍を観に行ったのだけれど、同時にキース・ヘリング展も開催中。これは森美術館からこちらに巡回してきたものだ。加えて、常設展では白髪一雄の生誕100年記…

アーティゾン美術館 常設展

ブランクーシ展を見た後、上野のデ・キリコ展にまわるつもりだったんだけど、常設展で思いのほか長居してしまい、また後日ってことになった。 ここの常設展は、青木繁の《海の幸》、クロード・モネの《黄昏、ヴェネツィア》、ルノワールの《すわる水浴の女》…

ブランクーシ展

アーティゾン美術館でコンスタンティン・ブランクーシ(1876-1957)の展覧会。意外にも本邦初だそうだ。 ブランクーシ 本質を象る これが 《苦しみ》1907こうなって 《眠る幼児》1907こうなった。 《眠れるミューズ》(1910-11)《眠れるミューズ 2》1923(2…