2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

バルテュスの腰巻事件?

バルテュスの《夢見るテレーズ》について「少女を性的に扱っている」として撤去を求める活動に一万人の署名が集まっているそうだ。言いたいことは3つ。まずひとつは、これは黒田清輝の裸婦をめぐる「腰巻事件」を思い出させるってこと。もうひとつは、バル…

「ボブという名の猫」

「ボブという名の猫」。 実話だし、ボブを演じている猫は本当に当のその猫のボブなんだそうだ。主人公が出逢った最初はホントの子猫だったんだろう。人懐こい茶トラの猫で、つくづく働き者だ。 主人公は薬物依存から抜け出すための治療中。薬物依存になった…

石内都 肌理と写真

フリーダ 愛と痛み作者: 石内都出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2016/06/18メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 『フリーダ 愛と痛み』という写真集を持っている。 石内都をわたしは「フリーダ・カーロの遺品」という映画で初めて知った。…

あこがれの明清絵画

静嘉堂文庫美術館に「あこがれの明清絵画」を、これは、会期終了ぎりぎりに。実のところ、どちらかというと紅葉の見納めという思いで。 ポスターに使われている《老圃秋容図》を描いた沈南蘋は、江戸時代の中頃、1731年から22ヶ月長崎に滞在して、その後の日…

「わたしは、フェリシテ」

いつの頃からか映画を見るときは予約するようになった。行き当たりばったりで映画館に行ってすでに満席って、平日仕事に追われている勤め人としてはけっこうショックがでかいんですよね。WEBで簡単に予約できるようになったのも大きい。 ただ、予約にもリス…

「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」

「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」の封切りは金曜日。その日は残業で遅くなったんだけど、明日は休みだし、なんならレイトショーで観てもよいかなと思って、バス停でTOHOシネマズの予約サイトを開いてびっくり。24:20の回でさえ「残席わずか」の三角マー…

エスカレーターが止まると

12月9日、海老名駅前のユニクロに行くエスカレーターが故障して止まっていて、エスカレーターなのに階段みたいに歩かなきゃならなかった。 ところが、面白いことに、止まってると頭でわかってるのに、一歩目で体がつんのめってしまう。子供の頃から動いてい…

「希望のかなた」

ユーロスペースでアキ・カウリスマキの「希望のかなた」。 個人的には、日本政府はもっと難民の受け入れに前向きであって欲しいと思っている。第二次世界大戦で国際社会に負債を負っている日本なのだから、いくらかでも国際社会に貢献できる機会があれば逃す…

「エンドレス・ポエトリー」

アレハンドロ・ホドロフスキー監督の「エンドレス・ポエトリー」は必見。リアリスティックな展開ではないにもかかわらず、2時間10分があっという間。まったく観客の目をそらさなかった。詩であり、絵画であり、ダンスであり、映画芸術への信頼を思い起こさせ…

「否定と肯定」

英語の原題は、“Denial”、単に「否定」だ。原作はデボラ・リップシュタットの『否定と肯定 ホロコーストの真実をめぐる戦い(原題“History on Trial: My Day in Court with a Holocaust Denier”)』。ホロコースト、ナチスによるアウシュビッツ収容所でのユ…

畠山記念館

目黒自然教育園の前の道を渡って細い道を少し歩くと、畠山記念館に着く。ここは住宅街にあって、私のような方向音痴は何度来ても道に戸惑う。 畠山記念館は、荏原製作所の創業者、畠山一清の旧邸であった。即翁と号して茶を嗜んだ。《からたち》と銘された伊…

目黒自然教育園

「『武蔵野のおもかげは今わずかに入間郡に残れり』と自分は文政年間にできた地図で見たことがある。」国木田独歩『武蔵野』の冒頭。明治29年当時、「渋谷村の小さな茅屋」に住んでいた独歩は、「武蔵野の美今も昔に変わらずとの一語である。」と書いている…

鎌倉 獅子舞 瑞泉寺

鎌倉に「獅子舞」と言われる、知る人ぞ知る紅葉の名所が、天園ハイキングコースの途中にある。 ハイキングコースなので、こんな道を通ることになるが、 それを抜けると、銀杏と楓が原生する谷に出る。 見上げると紅葉の天井。 谷あいなので、日照の条件にば…