2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ズコッティ公園

先日、‘Occupy ウォール街’のデモが‘年越し派遣村’のようになりつつあると書いたが、その後、日経WEBに掲載された記事にも同じようなことが書いてあった。 その記事に添えられたズコッティ公園を埋め尽くすテントの写真を見れば、日本人なら思わず…

西和彦のスティーブ・ジョブズ追悼記事

あまたあるスティーブ・ジョブスの追悼記事も今や偉人伝一冊に綴り終えられた観があるなかで、西和彦の追悼記事は異色で分析が鋭いと思った。 【追悼】Jobs氏の誤算、そして次に狙っていたものはてなブックマーク - 【追悼】Jobs氏の誤算、そして次に狙って…

‘Occupy’のデモについて

‘Occupy’のデモは、わかりやすすぎるほどわかりやすい部分と、何が何だかまったく分からない部分のふたつがある。わかりやすすぎるためにわかりにくいともいえる。 わかりやすい部分は、‘tax the Rich’という主張で、リーマンショックのときに…

東京都が自前の送電網

東京都が電力供給事業 自前の送電網を無料提供 :日本経済新聞 送電網をひとつの電力会社が独占している弊害については、公正な競争が行われないために、自然エネルギーが普及しない、電気料金が高い、送電網のスマートグリッド化が遅れ、結果として、日本の…

大山に紅葉狩り

土曜日はいちにちじゅう嵐でどこにも行けず、今日は、ライトアップの始まった大山に、紅葉狩りに出かけたが、まだ株によってばらつきがあって、大山寺の石段が‘紅葉の天井’という感じになるのは、たぶん今週末くらいだろう。 なにしろ今日は、初夏をおもわせ…

山種コレクション、畠山即翁

土曜もそうだけれど、この日曜日も季節外れの暖かさで、街ゆく人の中には半袖の人も見かけた。 山種美術館で「ザ ベスト オブ 山種コレクション」の前期展。 速水御舟の<名樹散椿>を、私はずっと‘めいじゅさんちん’と読んでいた。 椿は花を散らすとき、萼…

「マネーボール」

この映画の原作、2003年のマイケル・ルイスの著作「マネーボール」の原題は「The Art of Winning an Unfair Game(フェアじゃないゲームに勝つ技術)」だ。 しかし、この映画の魅力は、貧乏なチームが金持ちチームを打ち負か…

いろいろな名残

日本のマスコミは「occupy Wall st.」のデモを、「反格差社会デモ」と名付けてしまったが、あのデモの参加者や呼びかけ人がそう名乗ったのだろうか?日本語で? この国のマスコミは、客観的な事実と、その事実についての主観を区別することがで…

ゾンビとバブルの幽霊

ギリシャに続き、イタリアの国債が急落し、かねてからささやかれていた負の連鎖が現実になり始めたかのようだ。 ‘アテネからローマへ’、この二つの地名が持っているインパクトはバカにできない。あたかも、西洋文明そのものが、根っこから腐り始めているよう…

『カシタンカ・ねむい』、『東方綺譚』

先月読んだ本の話。カシタンカ・ねむい 他七篇 (岩波文庫)作者: チェーホフ,神西清出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2008/05/16メディア: 文庫 クリック: 14回この商品を含むブログ (25件) を見る 日本語でチェーホフを読むなら、神西清の翻訳で読むにかぎ…

「東京オアシス」 おもっきしネタバレ編

「東京オアシス」は、あちこちでひっどいこと書かれているんだけど、要するにこれは、人気シリーズが新しいテーマに取り組む困難さを物語っているだろう。 具体的に言えば、「水戸黄門」や「男はつらいよ」と同じで、フーテンの寅以外の役をやると、ファンが…

「エンディングノート」

「エンディングノート」というこの話題の映画については、観に行くべきかどうか迷っている人があるとしたら、私もその人とおそらく同じ理由で迷っていたが、神奈川新聞のレビューを読んで、まあ、観に行くことに決めたわけである。「東京オアシス」と同じ映…

松岡映丘

生誕130年 松岡映丘−日本の雅−やまと絵復興のトップランナー:練馬区公式ホームページ 十月三十日は松岡映丘を観に行った。 柳田国男の『故郷七十年』には、 ・・・映丘(てるお)という雅号は、本名の輝夫にちなみ、次兄の通泰がつけたものである。 古い文…

Occupy Wall St.カダフィを待ちつつ

カナダの69歳の人が、「ウォール街を占拠せよ」と呼びかけて、それが瞬く間に西欧全体に広がり、勢いを増しているといううわさ。 これは、すくなくとも先進国での情報社会のベースが、すでにマスコミではなく、インターネットに移行していることを示してい…