2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

共同幻想論

改訂新版 共同幻想論 (角川ソフィア文庫)作者: 吉本隆明出版社/メーカー: KADOKAWA/角川学芸出版発売日: 1982/01/16メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 78回この商品を含むブログ (90件) を見る晴れていたら紅葉の見納めに、また、鎌倉を訪ねるつもりだった…

長谷の紅葉

朝まで生テレビを見てしまったので、このところにはめずらしく朝寝坊してしまった。 ブラインドを開けるとすごくいい天気。カメラを持って、とりあえず出かけた。 鎌倉の紅葉が季節を迎えているだろうから、とりあえず藤沢に出て江ノ電に乗った。 晴れた日の…

ビナウォークのイルミネーション

ところで、週はじめの連休最終日は、大山登山の疲れを癒すために出かけずにいたのだけれど、もったいないほどのよい天気だったので、相模三川公園というところに夕日を見に出かけた。 ‘相模三川公園’なんとなく、‘毛利両川体制’を思わせる歴史ゆかしい名前。…

ミーナの行進

ミーナの行進 (中公文庫)作者: 小川洋子出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2009/06/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 16回この商品を含むブログ (48件) を見るしばらくぶりに小川洋子を読んだ。 あいかわらずの巧者ぶりに、このままこの手に乗せられ…

ヴェルナー・パントン展

東京オペラシティーといういかにもな場所で、いかにもなデザイナーの展覧会みたいだけど、面白い展示で、途中で靴を脱いで‘作品’の中にはいれるのだ。 戦後活躍したデンマークのデザイナー。この人のパントンチェアは有名なのだそうだ。今年は、柳宗理のバタ…

ロートレック展

渋谷のBunkamuraでロートレック展。目黒から山手線で二駅。渋谷は人が多い。 今年は、三井記念美術館で300点もの浮世絵を見て、葉山でアンリ・リヴィエールを見たので、浮世絵がフランスの画家たちを魅了した感じがなんとなく分かってきた気がす…

'文化'資源としての炭鉱展

炭坑美人―闇を灯す女たち作者: 田嶋雅已出版社/メーカー: 築地書館発売日: 2000/10/20メディア: 単行本 クリック: 13回この商品を含むブログ (4件) を見る目黒美術館で'文化'資源としての炭鉱展が開かれている(〜12月27日まで)。 炭鉱出身の画家が炭鉱…

’文化’資源としての炭鉱展、ロートレック展、ヴェルナー・パントン

大山詣で

三連休だけれど、明日からは雨なのだそうだ。 せっかく紅葉の便りが届いたので、貴重な晴れ間にと、大山詣でにでかけてみた。 大山には、こちらに転居して以来ずっと行ってみたいと思っていた。 小田急で伊勢原まではあっという間だが、それからバスが少しめ…

「インスタント沼」、柳家小三治

「インスタント沼」がDVDになった。 あれはほんとにいい映画だったのでオススメしたい。ぜったいに泣けない。 今週の週刊文春の阿川さんのインタビュイーは、柳家小三治師匠。 実は先日、桂雀三郎と春風亭昇太の二人会を聴きにいったとき、12月3日の柳…

山越阿弥陀図屏風、吉野龍田図屏風、風俗四季哥仙 立春

昨日はJRも運休するほどの強風。朝のうちは雨も激しいのでどこにもでかけずにいた。 今日は一転目にしみる青空。ホント絵の具のにおいがしそう。 出光美術館に 「ユートピア - 描かれし夢と楽園」 という展覧会を観にいった。 今、出品リストを見ながら、…

郵政民営化の見直しについて

郵政民営化の見直しは、単に鳩山政権にとってというより、民主党にとって大きな癌の萌芽になりかねないと思う。 民主党が大勝した政権交代選挙のときには、郵政はあまりおおきな争点にはならなかった。民主党のスタンスもあいまいだったので、結局のところ、…

:月刊 酒井若菜

彩―酒井若菜写真集作者: 平地勲出版社/メーカー: ワニブックス発売日: 2002/06メディア: 単行本 クリック: 261回この商品を含むブログ (10件) を見るアトラス―酒井若菜写真集 WAKANA SAKAI in MOROCCO (ヤングサンデーブックス)作者: 平地勲出版社/メーカー:…

ずいぶん昔のことが突然わかるということ

先日、さんまのまんまのバナナマンの回が面白かったと書いたけれど、明石家さんまって人は、スッゲェ頭がいいと、今更ながらに舌をまいた。 見ながら思い出していたことは、さんまさんがクイズ・ミリオネアになにかの企画で出ていたときのこと、ラストの問題…

この週末がなやましいということ

今週末の土曜日11月14日、国立演芸場で林家染二が「地獄八景亡者戯」と「かわり目」。林家染丸が「たばこの火」。 私の知るかぎりでは、林家染二は‘超’熱演型の噺家。「地獄八景亡者戯」とは、息が続くのだろうか心配になってしまう。聴きにいきたい気もする…

ワッキー

タカトシの「お試しかっ!」にペナルティーがそろって出ていた。相模原あたりでボウリングをしていた。 一部地方の人間は「ワッキーの地名しりとり」を知っていると思う。まだ読んでないけど、あの本は買った。 タカトシはたぶんいま日本一レギュラーの多いタ…

スキャナー

例の、民間定額給付金ことイーバンクの何とかカード、あとは書類を提出するだけなのだけれど、間の悪いことに、とつぜんスキャナーがいうことを聞かなくなってしまった。 デバイスマネージャーでテストするとちゃんと動くのだけれど、アドビも他のソフトも認…

基地問題

名前は知らないけど、自民党の目の細い人が 「アメリカ様がお怒りですだ」 という旨の発言で、民主党の外交を批判していた。自民党の外交のすべてを物語っていると思う。 自民党の外交センスの末期症状については、この↓ http://www.ohmae.biz/koblog/viewpo…

ダブルジョーカー

ダブル・ジョーカー作者: 柳広司出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2009/08/25メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 47回この商品を含むブログ (100件) を見るこの著者の本はとにかく面白いのがまずすごい。大ヒット作、『ジョ…

第六回 雀昇ゆかいな二人

夏の雀三郎独演会のときから行くのは決めていたのだけれど、チケットを買うのが後回しになってしまって、今回は二階席になってしまった。距離感は悪くもないけど、せっかくのかみしもの使い分けがはっきりしないのは損した気がする。 今回、雀三郎師匠は、昼…

年内に行きたいかもしれない美術展

ロートレック http://www.bunkamura.co.jp/museum/lineup/shosai_09_lautrec.html 山越阿弥陀如来 http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/exhibition/present/index.html 筆墨の美 http://www.seikado.or.jp/sub0201.htm ターナー5点 http://www.city.fu…

左手のつめ、ノーカントリー

こうやって日記めいたものを書いているからこそわかることなのだけれど、9月5日に鉄の扉にはさんで、一時は亀頭なみに腫れ上がっていた左手親指のつめが、先月の22日にめでたくはげおちた。ところが、その下に生えていた新しいつめの経過が思わしくなく…

月刊 酒井若菜

酒井若菜が月刊シリーズに登場する。久しぶりのグラビアだそうで、それもそのはず、彼女ももう29だそうだ。 今回のカメラマンは平地勲じゃないのが少し残念だ。 月刊シリーズは、グラビアを生業とする女性たちのガードをゆるくさせる力があるらしく、この…

『カール・マルクス』という本

カール・マルクス (光文社文庫)作者:吉本 隆明発売日: 2006/03/14メディア: 文庫本当に頭のいい人は、むずかしいことを簡単な言葉で語れる人だとよくいうけれど、出会うことのめったにないその実例がこの本だろう。 私には特に「マルクス紀行」の疎外につい…

「ヴィヨンの妻 桜桃とタンポポ」

今年は、太宰治の生誕100年ということで、この映画もそういうことのひとつなのだろう。 浅野忠信の演じる作家大谷譲治は、太宰治その人ではないようだ。よく考えてみると「ヴィヨンの妻」の主人公だって太宰治その人ではなかったのだったっけ。どうももう…