2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『鞄の中身』、『恋しくて』

鞄の中身 (講談社文芸文庫)作者: 吉行淳之介出版社/メーカー: 講談社発売日: 1990/05/02メディア: 文庫 クリック: 4回この商品を含むブログ (8件) を見る 金曜日に東京モーターショーに行ったが、平日ということで油断して昼からでかけたのが甘かったのか、…

言霊USA

週刊文春の「言霊USA」というコラムに町山智浩が、「郵政は国の要だ・・・」と書いている。 初耳な話で驚いている。いろんなものが「国の要」になるものだ。 アメリカではそうかも知れないが、私の知るかぎりでは、いまの日本国憲法にそういう規定はない…

特定秘密保護法について

日曜日もよく晴れたので、かならずしも風景向きとは言えないカメラだけしかないけれど、とりあえず大山寺にでかけた。 バスとケーブルが混むのは致し方ないとしても、とりあえずこの時期だけでも、自家用車の乗り入れは規制しなきゃダメだわ。駐車場がないっ…

『謎の独立国家 ソマリランド』

夏目漱石が、田んぼの脇を正岡子規と歩いていて、「米が田んぼからとれるのが今わかった」と言って、正岡子規を驚かせたことがある。「江戸っ子は米が稲からとれるのも知らない」。 漱石はのちにこのときのことについて、「あれはそういう事実関係についてい…

奴らを通すな

新聞の書評欄に『奴らを通すな!』という本の紹介があった。ちょっと引っかかるものがあったので検索してみると、YouTubeをはじめ、いろいろなサイトで、在特会のデモが、自分たちの町に立ち入るのを阻止した人たちがいたことを、遅ればせながら知ったわけだ…

「夢と狂気の王国」、「悪の法則」

「エンディングノート」で、「えっ」という感じの鮮烈なデビューを飾った砂田麻美監督は、西川美和とおなじく、是枝裕和のもとで働いていた人なんだけれど、是枝裕和と糸井重里の対談では、‘砂田監督本人はフィクションをやりたがってる’みたいな話をしてい…

『イラクサ』『上岡龍太郎 話芸一代』

イラクサ (新潮クレスト・ブックス)作者: アリス・マンロー,小竹由美子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/03/29メディア: ハードカバー購入: 2人 クリック: 32回この商品を含むブログ (86件) を見る上岡龍太郎 話芸一代作者: 戸田学出版社/メーカー: 青土…

「清須会議」

三谷幸喜監督待望の新作「清須会議」を観た。 この映画は、すっごい前からキャンペーンしていた。「スター・トレック イントゥ・ダークネス」と双璧だろう。「スター・トレック・・・」の方は、最初宣伝していたのと微妙に内容が変わってる気がするのは、気…

井戸茶碗、六本木クロッシング

根津美術館で「井戸茶碗 戦国武将が憧れたうつわ」という展覧会が開催中、12月15日まで。井戸茶碗が、大井戸、小井戸、青井戸あわせて74点展示されています。これほどの数が一度に展示されることはちょっとないでしょう。 ‘枇杷色’と呼ばれる明るい釉…

「犬のための建築展」、『パンといっぴき』

三日続けて残業しないで帰ったおかげか、なんとなく疲れもとれて、今日はけっこうあちこち出歩いたんだけれど、まずまっさきに紹介したいのは、乃木坂のTOTOギャラリー間でやっている「犬のための建築展」。 Architecture for Dogsはてなブックマーク - …

『首のたるみが気になるの』

首のたるみが気になるの作者: ノーラ・エフロン,阿川佐和子出版社/メーカー: 集英社発売日: 2013/09/26メディア: 単行本この商品を含むブログ (10件) を見る 去年亡くなったノーラ・エフロンが、2006年に発表したエッセーで、ニューヨークタイムズ紙のベ…

『供述によるとペレイラは・・・』

供述によるとペレイラは… (白水Uブックス―海外小説の誘惑)作者: アントニオタブッキ,Antonio Tabucchi,須賀敦子出版社/メーカー: 白水社発売日: 2000/08/01メディア: 新書購入: 2人 クリック: 22回この商品を含むブログ (25件) を見る メチャクチャ疲れてた…

「トランス」「2GUNS」「フローズン・グラウンド」

「トランス」、「2GUNS」、「フローズン・グラウンド」、今日観たばかりの映画、とっくに観たけど書いてなかった映画などについて、まとめて書くのは、今日、レイトショーで「2GUNS」を観て、なんつうのか、つまりこういうのが小林信彦のいうB級…