2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ジョブズ、紳助、ビートルズ

奇しくも、ほぼ同じ日に一線を退く、スティーブ・ジョブズと島田紳助は、奇しくもほぼ同じ歳のはずである。 日経WEBの 「ジョブズはとびきりの不良」 という記事を読みつつ感慨を禁じえない。 ジョブズはとびきりの不良 :日本経済新聞 アップルが去年、i…

DAYS フォトジャーナリズム祭 in 横浜

横浜赤レンガ倉庫で開催されている上記のイベントに行ってきた。 広河隆一の名前は、映画「NAKBA」で記憶の片隅に引っかかっていたのだろうと思う。あの映画も見逃してしまった。 パレスチナ、チェルノブイリ、ハイチ大地震などの写真と同じならびで、…

「飯と乙女」

食欲・財欲・名誉欲・色欲・睡眠欲と、たしかに、ものを食べる欲望は、五欲の筆頭に掲げられている。 人は日々、生きるために食べ、食べるために殺す。食べることは殺すことより根源的といえるだろう。 田中里枝と岸健太朗のカップルが、この映画のラストま…

もんじゅ再開?

8月23日、日本原子力研究開発機構の幹部が、福井県庁を訪れ、敦賀市にある高速増殖炉もんじゅの点検結果を報告、その後、記者団に10月ごろの復旧を目指す意向を明らかにした。 日本原子力研究開発機構は、また、その翌日、8月24日、敦賀市内で外部有…

帰省中のこと

更新の日付と日記の日付が交錯している。 お盆に帰省している間は、なかなか書けないから、後で書かなきゃと思っているうちに、「もんじゅを再稼働させる」みたいなニュースがとびこんでくるし。 PCがクラッシュしてからずっと使っているネットノートを携…

つまり・・・・・

上の長い文章を読んでいられない人のために短く書く。 福島の原発事故で挫折した‘原子力ルネッサンス’に代わって、今、世界では、天然ガスが次世代エネルギーの主役となりつつある。 埋蔵量の豊富な‘非’在来型ガスの採掘方法が開発されたためだ。‘シェールガ…

追記(9月6日)

( 後日(2011年9月6日)、以下の猪瀬直樹東京都副知事のコラムが8月9日付で書かれているのに気がついた。 東京都、100万kWの天然ガス発電所建設めざす| nikkei BPnet 〈日経BPネット〉 東京都が運営する天然ガス発電所が実現しても、それは、PPS(特定…

コージェネレーション先進国へ

再生エネルギー促進法案と、すでに成立した原子力損害賠償支援機構法は、両立が難しいと思う。原発事故の賠償も国民負担、再生エネルギーの普及も国民負担、というようなことが可能だろうか? 菅直人というひとは、自分の首と引き換えの再生エネルギー促進法…

「シネ・フロント」7月号 No.378

映画「バビロンの陽光」を見逃したという話。 記事の日付は16日になっているが、書いているのはもう20日。ジャック&ベティできのうまでかかっていた。朝の10:00からという苦手な時間帯だったので、気がつかなかったし、いずれにせよ帰阪していた。…

日本みたいになっちゃう

野田佳彦が、民主党の次期総裁候補の最右翼として急浮上したが、「大連立」を争点に掲げたことで、急浮上した以上の速さで失墜した。日本の政治家のみなさんには申し訳ないけれど、こう不手際を高速連射されては、素人の片手間なブログは、とてもじゃないけ…

菅直人すべてをかたる

週刊朝日がおいてあるほうのコンビニに行ったら、表紙は菅直人のドアップで‘3.11以降のすべてを語る’という見出し。 どうなんだろう?そういうことって、せめて辞任するまで待てないものだろうか? 菅直人という人は、つくづく能力のない人だった。それ…

「ダンシング・チャップリン」

ジャック&ベティで「ダンシング・チャップリン」。2日続けてのご来館で、気のせいか、支配人もすこし怪訝な顔をしていた。 ことし、バレエを扱う映画は、「ブラック・スワン」に続いて2つ目。 「ブラック・スワン」は6月のあたまに観たけど、何か書こう…

「ダンシング・チャップリン」、菅直人すべてをかたる

無限の網 草間彌生自伝

無限の網――草間彌生自伝作者:草間 彌生出版社/メーカー: 作品社発売日: 2003/03/31メディア: 単行本 ワタリウム美術館で手に入れた草間彌生の自伝『無限の網』を読み終えた。 草間彌生は優れた芸術家だと、私は思ってきたけれど、それでも過小評価にすぎない…

「コクリコ坂から」原画展

横浜そごうの8Fで、「コクリコ坂から」の原画展が開かれていると知って、映画の帰りに立ち寄った。 閉店間際だったのだけれど、そこはスタジオジブリの人気で、会場の様子は推して知るべき。 会場限定ポストカードをゲットした。 スタジオジブリの絵の確か…

「ミラル」

黄金町のジャック&ベティで、「ミラル」を観てきた。 原作者で、ミラルのモデルでもあるルーラ・ジブリールが、映画に寄せたメッセージに 私の原作とこの映画、どちらで描かれた物語も一つ一つが真実です。名前を変えたり、いくつかの出来事をつなぎ合わせ…

「ミラル」、「コクリコ坂から」原画展

原子力損害賠償支援機構法

「原子力損害賠償支援機構法」なるものがあれよあれよというまに成立した。ずいぶんとスムーズに成立したものである。 例の、東京電力から自民党への組織的な献金が明るみに出てから、政治とカネについての追求がぱたりと止んだ気がするのは、地デジ難民の気…

歌川芳艶

国芳展の後を受けて、太田記念美術館では、国芳の弟子、芳艶の展覧会。 戯画の独創性では遠く及ばないものの、武者絵の迫力はなかなかどうしての迫力。 <八島壇浦海底之図>や<両賊深山妖術競之図>など、師匠を凌駕しようとした工夫の跡が見られる。 それ…

映画「Peace」

先週、おなじくイメージフォーラムで見た「エッセンシャル・キリング」が、アタリかハズレかといわれれば、まぁハズレだったのだが、そのとき、同時上映のこの映画の予告編を見て、「お」と思った。これはアタリだった。 想田和弘という、この監督の「選挙」…

草間彌生

ワタリウム美術館で、草間彌生展が開かれている。 ダリもビュフェもそうだけれど、草間彌生も一目見て彼女だとわかるのがすごい。 展示作品はそんなに多くはないが、60年代の彼女のパフォーマンスの記録や、当時、彼女を特集したテレビ番組などがノーカッ…

フランスの詩と版画 町田市立国債版画美術館

絵と詩が同じ画面ににあるのは、けっこう古くからのことだが、今でも惹きつける魅力があるし、絵本の人気の定着を考えると、詩画集というメディアはこれからもっと受けいられていいかもしれない。 特に版画は詩と相性がいいらしい。たとえば、萩原朔太郎の詩…

フランスの詩と版画、草間彌生、歌川芳艶、「Peace」

この週末にでかけた美術展と映画

読んだ本

震災以後、読書のペースが鈍っている。 ‘本を読まない期’というのが間欠的に訪れるので気にしていないが、今回の場合は、節電で電車の車内が暗いのも一因であるかも。柄谷行人中上健次全対話 (講談社文芸文庫)作者: 柄谷行人,中上健次出版社/メーカー: 講談…

7月に見た展覧会と映画

7月になってシフトが変わり、平日に更新できるようになった一方で、どういうわけか土日に書けなくなってしまった。 というわけで、7月にいった美術展と映画のことをまとめて書く。 10日 目黒美術館 「ラファエロ前派からウィリアム・モリスへ」 17日 …

もしかして‘幕引き宣言’か

日経WEBの記事によると、小沢一郎が、8月1日、自らに近い衆院議員と懇談したおりに、 「菅さんは自ら辞めるなんて言っていない。代表選は辞めさせてから始まる話だ」と指摘。そのうえで「代表選に出たいなら、出たい人間が辞めさせなければいけない」と…