『エリック・クラプトン/ロックダウン・セッション』

 『エリック・クラプトン/ロックダウン・セッション』は、タイトルが示すとおり、このコロナの閉塞状況下で試みられたライブのひとつ。日本でいえば星野源の「Gen Hoshino’s 10th Anniversary Concert “Gratitude”」とか山下達郎の『TATSURO YAMASHITA SUPER STREAMING』なんだと思う。
 ただ、配信という形は取らなかったみたいだ。ドラムス、スティーブ・ガット、ベース、ネイザン・イースト、キーボード、クリス・ステイントンという小編成で、何日かカントリーハウスに篭ってライブを映像化した。
 個人的には、映画館で観られるように映像化してもらった方が観やすい。というのは、配信では音の質に限界がある。今回観たイオンシネマ海老名のスクリーン7はTHXで音がよい。
 山下達郎の方は映画館で別のライブ映像が見られたが、星野源の方も映画館で観られるようにしてもらえたら嬉しい。配信はプラットフォームに差がありすぎる。たとえYouTubeはすんなり観られる時でも、TV erはよく止まる。映画館には少なくともそういうストレスはない。
 クラプトン自身は『アンプラグド』をイメージしていたらしい。狭い室内だし、ずっと椅子に腰かけて、ギターも生ギターの比率が高い。スティーブ・ガッドもほぼドラムスティックは使わなかった。ベースは主にウッドベース。キーボードはヤマハのCP-1とMOTIF XS6を使っていた。


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 この映像は11月12日、Blu-rayなどのメディアでも発売されるが、映画では一部別編集、および、15分の特別映像が含まれているそうだ。