中国に拘留されていた最後の人質(?)が解放されたのは、どうやら、劉暁波という人のノーベル平和賞受賞と関係があるらしい。
こんどの尖閣諸島のことでは、中国が法治国家ではないという事実を、世界が再認識するという結果になった。
那覇地検が、中国にお付き合いして‘超法規的’行動をとったのは、その意味でも、芳しくなかっただろうと、神足裕司がSPA!に書いていた。
日本も‘あちらサイドの国なのね’とみられかねないからだ。
ただ、官僚が外相の方針に逆らって、中国人船長の釈放を断行してしまう国が、中国とどれほどちがうかは、たしかに疑問。
たしか、釈放された中国人船長が、
「日本の警察はむちゃくちゃ」
と言っていたと思うが、それに関しては、日本人としても返す言葉がない。