FZ−5

knockeye2005-02-08

唐突にLUMIXFZ-5が出た。私が今使っているのがFZ-1で、これは、見切り発車的に発売したらしく、私が買った直後に、FZ-2が売り出されて、そのすぐ後に、バージョンアップキットというのが売り出された。私のは、このキットを入れて実質2になっている。
保証期間中にレンズの不具合が出て、修理して貰ったりして、なんか嫌気がさしていたが、ブタバラフードを買ってから俄然好きになった。フードを換えるだけで、こんなに使いやすくなったのが不思議だ。今のところ、不満な点は、AFの合焦速度が遅い、マクロ撮影が苦手、エッジの偽色がひどい、シャッター押すたびにAEBを設定し直さなければならない、ことぐらいだ。以上の点は我慢できなくはないが、買い換えを検討しても贅沢とは言われないだろう。
というわけで、いままではFZ-3とFZ-20を頭の片隅に置きつつぐずぐずしていた。私の1は、実質2なので、これを買い換えるに当たって3というのは、たとえていえば、予選会から全ヒートを走って、決勝でバテるみたいな、なんとなくそんなイメージである。それに、3はマイナーチェンジで、使い勝手が大幅によくなっているものの、画素数でいうと、1や2の200万画素が310万画素に。この変化は、目を見張るというほどではない。
FZ-20はどうかというと、こちらはや値が張るのだけれど、FZ-1のシンプルな使い心地がちょっと損なわれている気配がある。ちょっとだけ気になっているのは、レンズの鏡筒にあるAF→MF切り替えスイッチだ。あれは、キヤノンのEFレンズそのままだけれど、経験でいうとあれは使いづらい。うっかり、MFにしているのを忘れたりしてしまう。どうせやるなら、USMレンズみたいにAFもMFも連続的に使えるようにして貰いたかった。FZ-20は、見たところ、FZ-1の系列の末ではなく、もろにライカのLC-1とFZ-1シリーズのハイブリットという要素が強い。ということは、こいつはもうチョイ改善される余地を残している気がする。
とか、考えているところに5が出た。これってどういう位置づけで発売したのか首をかしげる。500万画素である他は、3とほとんど変わらない。「じゃあ、最初から500万画素にしろよ」という3オーナーの声が聞こえてきそう。だが、一点だけ3より劣っている。1からの伝統、全域f2.8が、5ではテレ端でf3.3になっている。大した違いではないかも知れないが、これも首をかしげるところだ。