春雷?

月曜の夜も雨が降った。朝の路面が霧吹きをかけたくらいにうっすらぬれていた。徐かな雨、がなぜか海の近さを感じさせた。今まで住んでいた魚津は、最寄のコンビニへ歩いて信号を渡ると、もう海の気配、たとえば用水路のカモメだったり、漁師町の昼間は眠っているような佇まいだったり、を感じたが、それほどではないにせよ、ここも確かに海に近いらしい。きっと南にバイクを走らせれば、あっけなく海に出られるだろう。
でも、なんとなく気が進まないのは、大げさに言えば、パラレルワールドみたいな感じになりはしないかと思うからだ。魚津の海というのは、親子連れが釣り糸をたれていたり、引退した漁師のじいさんがぼんやり座っていたり、田んぼが防波堤の際まで続いているので、農作業を終えたおばさんが日が沈むのを見ていたりする、そんな海だ。地図にサザンビーチとか書かれていると、「お邪魔してよろしいでしょうか?」みたいな気になってしまう。
なんか田舎者のひがみみたいになってしまったが、しかし、この雨は海がよこした春の先触れみたいな気がする。日帰りツーリングへでもでかけてみようか。せっかく冬場もバイクに乗れるんだし。
そういえば、すずさんのブログを見てぶっ飛んでしまった。15日に道の駅細入までバイクで出かけている(!)これがどんなことかというのは、あの辺の人しかわからないのだ。ちなみに私はあの道の駅でマイティボーイの後輪を脱輪させたことがある。うず高い雪で溝が見えなかったのだ。