シカゴの機械

二日続けてサイゼリアでトマトとモッツァレラを食べる。
トマト、モッツァレラ、トマト、モッツアレラ、トマト、モッツァレラ、それだけ。だけどうまい。
近くのサイゼリアだが、なぜか大概すいている。すくなくとも、待たされることはない。今日は雨こそ降らないものの、雲が低く垂れ込めていたが、このあたりは丘隆地帯なので、窓からの見晴らしはよい。店としては、もう少し混んでいてほしいかもしれないが、私としては、あまり混んでいない店で遠くを見ながら食事できるのは悪くない。
今読んでいるサマセット・モームの本にこんな一節があった。

本を読むのが楽しみでなんでも読む人がいることはよく知られている。彼らは、シカゴの機械がブタを飲み込むように本を吸い込む。しかし端からソーセージが出てきはしない。また画廊でぼおっとして一日を過ごす人々がいるのをわれわれはみな知っている。彼らは阿片吸引者と変わるところはない。

モームは元も子もないことを言うから好きだ。
その通りなんだけど、かといってねぇ。