よく行く大戸屋というファミレスに、相田みつをの絵がかかっていて、その賛(というのか)に「健はからだで、康はこころ、そうなんだよなぁ」とある。
なんじゃそら。
むかし、武者小路実篤がかぼちゃの絵に「仲良きことは美しき哉」と書いて物議をかもしたものだけれど、あれは少なくとも言っている意味はわかる。「そうなんだよなぁ」って書いたときに、何の疑問も感じなかったんだろうか。
ああいう絵でも、しかし、けっこう売れているらしい。人がどんな金の使い方をしようが勝手というものだけれど、しかし、物に値段をつけるときに、マーケットのプライドみたいなものはないんだろうか。