- 作者: 矢野絢也
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/10/21
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しかし、仙谷由人というひとは、たしかに「二枚腰」らしいと舌を巻いたのが、元公明党委員長矢野絢也が秋の叙勲に内定したというニュース。
聞けば、矢野絢也の子息が仙谷由人の秘書を務めているとのこと。
公明党と創価学会にとっては、矢野絢也という人に、どんな形であれ注目が集まること自体が大打撃であるはずなのに、ましてや、矢野絢也が『闇の流れ 矢野絢也メモ』に書いたことを国会で証言するなどという事態に立ち至れば、公明党の政党としての存続のみならず、宗教法人創価学会も無傷でいられるとは思えない。
過去には矢野の前の公明党委員長竹入義勝も叙勲していることだし、この矢野の叙勲も順当と言えば順当なのだから、公明党も創価学会も騒ぎ立てることはできない。
ただ、民主党相手にことをかまえるつもりなら、それ相当の覚悟が必要というメッセージだけは伝わったに違いない。
ちなみに先月、菅直人がレンブラントを観にいった東京富士美術館は、創価学会の設立になるものだ。
(つまり、友好を望んでますけど、敵対するつもりなら、武器弾薬は存分にありますよということ)
最近、マスコミは小沢一郎に飽きたのか、妙な具合に仙石由人をつつき始めている。
事業仕分けがいよいよ特別会計に切り込もうとしている。この特別会計の事業仕分けで、成果があげられるかどうかが、民主党政権の正念場だと思う(マスコミは、蓮舫が国会で写真を撮ったことにしか興味ないらしいが)。
特別会計の無駄を本当に削減できたら、民主党はもう一度国民の信頼を回復できるだろう。そのことがわかっているからこそ、マスコミと官僚の、仙石由人と蓮舫バッシングが激しさを増しているということだろう。
今日は、いよいよこの秋はじめてフリースを引っ張り出した。
九月にこう書いた。
「テレビや大新聞は、報道機関であるより、検察の広報機関であるほうが居心地がいいというこの状況では、公判専従論はもちろん、捜査の全面可視化でさえ、長袖を着るころには、たぶん、どこかへ消えてなくなってるだろう。」
さて、どうなった?