上の発言の何がひどいかをいまから書こうとしている自分が情けないが、まずひとつは、こともあろうに、一国の首相が嘘をついてもいいと言い切るその感覚が、さすが、首相在任当時、内閣支持率９％という不滅の金字塔を打ち立てた人物だけのことはある。
そして、もうひとつ、これがさらに問題なのだが、次の選挙で勝てる政党はいないので、今から選挙後の連立を模索しようとしていることだ。選挙するまえから選挙後の連立を考えているのであれば、何のための選挙なのか。選挙が出来レースということを臆面もなくテレビで口にできる感覚がすごい。
この人の頭の中には国民の権利といった感覚は一切ないと思う。これが小泉政権以前の首相のありさまだったということはちょっとおぼえておいてもらいたい。小泉以前はユートピアだったと思っている人には特に。
