冷夏?

「ここは暑いんですかねぇ?」と、更衣室で一緒になった上司に聞いた。この人は富山の人なので、スタンダードになりうる。というのも、今朝も寒いくらいで、七月も半ばにナンナンとしているのに、これから加速度的に暑くなるとも、なかなか考えにくいのだけれど。
「クーラーを買おうかどうか迷っているんですけれど」
「いや、それはクーラーは必要だわ」
夏に部屋に戻ると、室温が40度以上。しばらくは入れないそうだ。
んじゃ、やっぱり要るんだ。・・・と、ため息をつくのもおかしな話だけれど、しかし物いりですな。

戦後短篇小説再発見10 表現の冒険 (講談社文芸文庫)

『戦後短篇小説再発見〈10〉表現の冒険 講談社文芸文庫』というのを読み終わった。筒井康隆の「遠い座敷」、半村良の「箪笥」が面白い。アンソロジーをときどき読むと出会いがあっていい。好きな作家ばっかり読んでいると、好きな作家の好きな作家という方向にしか読書が広がっていかない。