ナボコフの短編集

ナボコフ短篇全集〈1〉

ナボコフ短篇全集〈1〉

向かいの雑木林がびくりとも動かない。昨日の夜、道路に向いたコンビニのガラスが、一面びっしり結露していたのを思い出して、出かける気をなくした。
いや、それは本当は結果論で、実は出かけるつもりだったかもしれない。『ボンボン』、『屋根裏の散歩者』という見逃した映画が、黄金町の映画館ジャック&ベティにかかっていたから、見に行ってもよかったはずだが、結局、ラフマのポップアップチェアに座って、ナボコフの短編集を読んですごした。実は昨日の晩はすわっまま寝ていた。今日も読書に没頭したというより、うとうと7割、読書3割といったところ。昼にモスバーガーに出たが、夏も自分の暑さに飽きてしまったようで、暑さに惰性が感じられた。
「恐怖」という短編について「サルトルの「嘔吐」に少なくとも12〜3年は先んじている」と、著者自身が述べている。
土曜日の綾瀬いきいきまつりでこのあたりの花火は終わりらしい。職場にいて音だけ楽しんだ。