松田の河津桜

 新松田のハーブガーデン、去年、花見の口切をしたところだけれど、今年も河津桜が見ごろだというので、出かけてみた。かくてぞこぞの春もすぎにき。
 去年は、雪の翌朝、2月11日にもう満開を過ぎていたが、今年はこの日もまだ8分咲き。地元の方に聞くと、去年が早すぎたのだそうだった。
 そして、ちょっとホッとしたのは、今年はメジロがイッパイいた。

 去年は、雪のせいで現地に着くのが遅れたこともあり、メジロの朝食に間に合わなかっただけなのかもしれないが、ここだけでなく、他の花見でもなぜかまったくメジロを目にしなかった。たまたまかもしれないが何かしら不穏な気分だった。メジロがモズのはやにえになっているなんて記事も目にしたし。まさか、絶滅なんてことはなかろうが、今はスズメを見かける数も減り、メダカでさえ絶滅危惧種に指定されるくらいだから、メジロも油断ならない。
 メジロは動きが速いので、今使ってるコンデジではとらえるのが難しい。そもそも高級カメラと違って、シャッター速度の限界があるので捉えたとしても、動体ブレしてしまう。

 光学ズームを超えて、デジタルズームまでズームすると画質は落ちる。

 こういう写真はたしかに一眼レフか、でなくても、FUJIFILMのいうネオ一眼で撮るのが正しいには違いないが、学術研究をするでなし、芸術作品を作るでなし、自分で撮って楽しむってことだけなら、重いカメラを振りまわすより、コンデジの限界に挑戦してみるのも、楽しみ方としてアリなのかなと思っている。
 ただ、このOLYMPUSのSH-2って、手ブレにはメチャ強い。ポケットに入るサイズと軽さで、この倍率までズームできて、手ブレに強いわけだから、私には向いている。あとはカメラにできる範囲内で作画していけばよい。じつは、さっきの動体ブレしたメジロの写真は気に入っている。
 ことしは、ドローンを飛ばしてる人もいたし、ハングライダーで飛んでる人もいた。そうするとまた見える景色が変わってくるだろう。

 河津桜は花が長く咲いている。まだまだ楽しめそう。