コブシ、サンシュユ、サクラ

knockeye2007-03-10

ライナーのないジーパンで出歩けるようになった。
夜勤明けの土曜日をつぶしてしまわないように、とりあえず朝マックにでかけ、そのままふれあいの森に足を伸ばした。いつもはバイクだが、電車を使えばひと駅だ。
梅はもう終っていた。先月一月出向かなかったのだから、これは当然として、桜が咲いていたのにはちょっとびっくり。4桁を越えるレンズをかまえたカメラマンが、群がる鳥たちを狙っていた。
ここは野鳥が多い。思ったより自然が豊かなのだろう。富山みたいにキジ、猿、熊は見かけない。この話をすると会社の富山県民はいやがる。富山がすごい田舎みたいに聞こえてしまう。しかし、あたしが住んでいた魚津では、国道をはずれると猿がいたよ。これは事実。

例のコブシはつぼみがほころび始めていた。私は白い花が好きだ。木の根元には、オオイヌノフグリヒメオドリコソウホトケノザなど。ふれあいの森から泉の森を散策していると、なんと雪割草を見つけた。ミスミソウという札が出ている。能登半島の大群落に較べると、咲き方がけなげだ。カメラマンが柵を踏み越えてレンズを向けていたが、猿山岬ではそういうことをする人はいない。びっしり咲いているので踏み込めない。ここもいつかはそうなるといいと思う。
泉の森にはサンシュユの黄色い花盛り。おばさんたちがやってきて、「この花なんだろう?きれいね。書いてある、書いてある、『サンシュ』だって」、思わず突っ込みたくなる。はっきり「サンシュユ」って書いてあるのに、なんでわざわざ間違えて憶えていくのだろう。ホント不思議だ。その札には中木と書いてあった。富山の薬草植物園にあったのは、みあげる大木だったが、あれでも喬木や高木ではないのだろうか。線引きがよく分からない。
写真を撮ったけれど、黄色がうまく再現できなかった。パナソニックのCCDはあまりよくない。風景向きのカメラではない。キャンギャル向き。
相模大塚駅に向かう畑の脇に見事な紅梅の大木があった。
帰ってから流石にちょっと眠ってしまったな。明日は天気が崩れて、少し寒くなるそうだ。