松紳で、近鉄の合併問題に触れてた。「騒いでるわりに、大阪ドームがらがら」しかし、合併してしまえば、そのわずかな近鉄ファンさえ失ってしまう。野球人気の凋落傾向は否定しようもない。


前にも書いたけど、野球とは何か?といえば、それは、野球のルールに他ならない。当たり前すぎて、ややこしいか?つまり、野球のボールが野球ではなく、野球のルールが野球なのだ。バッターがゴロを打った瞬間、一塁に向かって走り出すのは、打球が一塁に転送される前に、ベースを駆けぬけなければアウトになる。ルールだから。野球が成立しているのは、ルールが勝ち負けを決めているから。「あれ?もしかしたら、ルール以外のものが勝ち負け決めてるかな?」とか、疑念をもたれたら、終わりなんである。


考えてみると、江川問題が、終わりの始まりだったかなぁ。ちょっとの出場停止はあったものの、結局、江川と巨人のごり押しが通ってしまった。その後は、ずっとその調子で押し通してきたように思う。「協約に違反していなかったと、今でも信じている」と、こないだ江川が言っていたけど、違反していたから、処分されたんじゃないのか。F1ライセンスに免許証はない。F1パイロットは、世界に2〜30人。本籍、現住所、顔写真。いずれも必要ないだろう。プロ野球協約は、わずか12人かそこらの約束じゃないか?条文の揚げ足を取って、正邪を云々する問題ではない。あれから、ドラフトが崩壊して、今に至った気がする。


巨人ファン=ナベツネファンだと書いたのは、皮肉を込めたつもりだったが、案外、的を射ていたかも知れない。プロ野球ファンの大多数が巨人ファンのはずだが、この問題に関して、声が聞こえない。張本勲がズバズバものを言っているので面白かった。あの人は,今や韓国野球界の人なので、しばりがない。しかし、これだけファンや選手が反対しているのだから、自浄作用みたいなものが働かないものだろうか?誰も老いぼれの寝首ひとつかけないのか?国会議員まで便乗し始めた。自分のハラが痛まないものには、すぐに便乗する。