サイダー・ハウス・ルール

このはてなは、意外な発見をさせてくれるので面白い。昨日ふれた「サイダー・ハウス・ルール」だけれど、あの映画の脚本は、原作者のジョン・アーヴィング自身が書いたらしい。その辺、アメリカの作家はバイタリティーがすごい。「書きまっせーっ」みたいな。

『唐獅子株式会社』の脚本も、小林信彦さん自身が、手がけていれば、面白かったはずである。あれだけ面白い原作を、全く面白くない映画に仕立て上げるのだから、たいしたもんだった。

小林信彦さんごひいきの清原は、どうやら巨人に残るようだ。清原、横山やすし。このあたりの小林さんの人物趣味は、私には分かりませんっ。テレビスクランブルという番組で、久米宏と共演していた頃、妙な持ち上げ方をされていたことがあった。PLAYBOYのインタビューなんて受けたりして。桂きん枝横山やすしを「松の木みたいな人ですわ」と評していたことがあって、これは気に入っている。そのココロは、「枝葉だけまっすぐで、幹はグニャグニャ」

清原がデッドボールをよけようとしないのを、けっこうファンは喜んでいるらしい。しかし、それは、別の見方をすれば、ファンにとっても「プロ野球選手清原」は、賞味期限が過ぎているという事じゃないか?これが、松井秀喜だったら?「よけろよっ!」ということになるはずじゃないの?松井秀喜のデッドボールなんて見たいか?ホームランを見たいはずだ。

堀内監督の起用法について、いろいろあるらしいけれど、たとえば、たまに起用して、よけれるデッドボールをよけずに、ピッチャーをにらみながら、一塁に歩いていったと、私が監督なら、「こいつバカか」と思う。挙げ句の果てに、小指を骨折してシーズンを棒に振っている。こういうのの何が面白いのか、この味わいは私には分からない。

話が変わるけれど、糸井重里古今亭志ん朝の急逝について「あとは歳とるだけでよかったのに」と言っていた。名言だなぁ。