米朝一門会

knockeye2005-01-02

演者と演目
よね吉「ちりとてちん」、文我「子ほめ」、米二「時うどん」、南光「胴斬り」、米朝「正月丁稚」、中入り、朝太郎の手品があって、ざこば「天災」、大とりに小米朝「親子茶屋」。
サンケイホールも今年七月に取り壊しだそうで、長年続いたこの吉例行事にも一区切りついた。そもそもここは「ホール落語」発祥の地であった。
毎年来てもバチは当たらなかったはずだが、数えるほども来ていない。「土橋萬歳」なんて難しい噺が初体験だったと思う。もっとも、これはお盆だったかもしれない。記憶が曖昧だ。当時は「米朝独演会」だったので、一人で三題演じられていたように記憶している。
今回の「正月丁稚」は、図らずも、昨日の吉坊とネタがかぶったが、やっぱり違う。噺が良くこなれているので、ディテールの説得力が全然違う。ざこばさんの「天災」は、おハコになりつつある噺で、最初に聞いた時も面白かったが、今はさらに面白い。南光さんの「胴斬り」も良かった。
ざこば、南光のお二人は、明日も。これからはこのお二人で、一門を支えるのだろう。吉朝さんの病欠は残念だった。
今年は枝雀の七回忌だそうで、四月の追善興行のチケットを先行販売していたが、そんな先の事はちょっとわからないので買わなかった。枝雀師ご健在の正月は、米朝独演会、枝雀一門会と、二本柱があった。