新編 酒に呑まれた頭 (ちくま文庫)
吉田健一の『酒に呑まれた頭』を読み終えた。と書いたまま、昨夜はうたた寝をしてしまった。このところの猛寒波に耐えかねて、パソコンに向かうときは下半身はシュラフ(モンベルのダウンハガー♯3)上半身はダウンジャケットを着て、ラフマのポップアップチェアに座っている。さらには、足の裏で電気アンかを踏んづけている。この体勢で眠るとベッドで眠るより気持ちいい。といっても引っ越してから、まだベッドは買っていない。うたた寝からさめると、その体勢のままコットに転がり込む。頭が寒いのでダウンジャケットのフードをかぶって眠る。これがまた気持ちいい。ダウンはホント防寒具として最強。
この冬は暖房無しですごしてやろうとしている。朝がちょっとつらいけれど、目覚めた段階で、すでにダウンジャケットを着ているのでけっこう平気。そのまま出かけられたらさらにすごいのだけれど、そこまでする度胸はない。ちゃんと着替えてしまう。
『酒に呑まれた頭』は、去年読んだ『旨いものは旨い』と重複する部分もある、酒と食と旅のエッセー集。吉田健一の文章ほど食べ物が旨そうに感じる文章に出会ったことがない。グルメの食材が旨そうなのではなく、昔、食堂車で食事するとなぜかついてきた、紙の器に入った塩辛いピーナッツとか、そういうのが食べてみたくなるから不思議。旅のエッセーにしても、酒に酔って小田原まで乗り越してしまい、仕方ないので土地の旅館に一泊する話なんて、うらやましい旅のしかただなぁと思ってしまう。『金沢』はそういう延長線上に突然変異的に生まれた、他に類を見ない小説だったかもしれない。
やんやさんのバイクは、110ccだった。見た目で50ccだと思ってしまったが、違った。110ccなら、CT110なんて食指が動いたこともある。やんやさんのはカワサキで、しかもけっこうアフターパーツが充実しているとのことで、いじる楽しみもあるらしい。
みなさん、初乗りをしていられるようだが、私は、この三連休、怒涛の三連続出勤。驚いてしまった。