ロシアの犬

knockeye2006-06-23

今週はうっかり週刊文春を買うのを忘れていた。忙しかったらしい。和田誠さんの表紙は鉢植えの蓮。ロータスイーターの世界にふと思いを馳せる。受託加工業は月末になると納期に追われて胃が痛い。
巻末のモノクログラビアに「路面電車の逆襲」と題して各地で復活する路面電車が特集されていた。その中にすずさん、吉村さんと見に行った富山ライトレールの写真もあった。なかなかかっこいい。しかし、私はモノレールの方が好きだ。なかんずく、吊り下げ式モノレールがいい。最近、クレーン車がぶつかってニュースになっていたが、路面電車よりモノレールがすぐれている点は、ひとつには路面を占有しないということ。土地買収の必要がないし、交通の妨げにならない。駅は雑居ビルの屋上とか、立体駐車場の一角とかに作ればいい。ビルをくりぬいて作ってもいい。モノレールは、それに、置石とか脱線とかの心配がない。さらには吊り下げ式の場合、除雪の必要がない。オススメしたいものである。
続いてのページは「ロシアの犬」。脈絡はない。稚内港を跋扈するロシアの犬の写真。

ロシアでは犬を守り神として船に乗せる習慣がある

のだそうだ。また

「ロシアでは犬をつなぐ習慣がほとんどないらしいんです。・・・

私はなんとなくそのほうが好もしい気もする。
1999年のウラジオストークは市電が無料だった。2002年には金を取られたが、あれは日曜日だったからかもしれない。1999年は何の予備知識もなしに乗り込んだので、バイクツーリングができるかどうか、あっちの税関業者任せだった。無茶で迷惑な旅行者であるが、当人は待っている間やることがないので、無料のの市電に乗ってうろついた。半ズボンにサンダル。歩くとき裸足なのは、靴下を長持ちさせるためである。つまさきになんかふさふさしたものがあたるなぁと見ると、足元に犬がおとなしく座っていた。たしかにリードでつながれたりはしていなかった。周りの乗客も市電に乗る犬を珍しがる様子もない。ご主人様らしいバブシカが、愛犬とサルタンバンクみたいな格好の日本人の交互に目を配っていた。