若葉のころ

knockeye2007-04-21

ワーキングプアの「プア」は「かわいそう」という意味である。土曜の早朝まで働いているのに日曜も出て来いとのこと。最初のころはすまなさそうにしていたのに、今では当然だろうという態度である。
とにかく、ことここにいたっては、この土曜日はとりあえず何かしなければならない。でも、特に思いつかないので、また鎌倉に行ってぶらぶらした。まぁ、安養院の躑躅がそろそろ咲かないかと思ったのだけれどゼンゼン。鎌倉はシャガの花盛り。って、先週も書いたような。
しかし、若葉のころである。思わずカーペンターズの唄が口をついて出る。
"I know I need to be in love . I know I waisted too much time . I know I ask perfection in this quite imperfect world , and fool enough to think that's what I'll find"
キンキキッズのドラマの主題歌としてこの唄がふたたびヒットしたとき、リチャード・カーペンターが来日して「この唄はカレンが最も愛した歌でした」と発言した。「またアメリカ人はそういうことを言う」と思ったのだけれど、どうもほんとにそうだったらしい。
鎌倉の寺を訪ね歩くと、宗派ごとに色が違って面白い。今日は北鎌倉の円覚寺に行った。ここは禅寺で、まず入場料に300円。次に牡丹の庭に入るのに100円。坂本堤弁護士の墓に線香を手向けてくれと100円、これは出さなかった。禅僧ってのは、なんだかんだいっても現世的である。よく言えば、達観している。
山門に楓の木々が重なって、紅葉のころは美しいだろう。でも、若葉の滴るこの季節も心地よい。わたしは何かの予感に満ちたこの季節が好きだ。夏の予感というにはまだ早すぎるが、それでも今日は初夏の暖かさだと天気予報がいうので、下着だけは半袖にしていった。それは正解だった。