いやはやという気持ち

ユーラシアをマジェスティで横断していた風間深志がロカ岬にゴールした。
わたしは、しかし、それよりもこの記事を読んでいやはやという気持ちになってしまった。
わが身を振り返ってみても、日本人って何の根拠もなく日本人を信頼しているところがある。特に、医療に関しては、世界最高水準だと盲信しているところがある。
鈴木亜久里のチームメイトだったエリック・ベルナールが、鈴鹿で脚を骨折したとき、「頼むから切断しないでくれ!まだレースを続けたい」と取り乱したと聞いたとき、「おいおいここをどこだと思ってるんだ?日本だぜ」とおかしかったものだが、案外笑い事ではなかったかもしれない。誰の言葉か忘れたけれど、「故国を甘美に感じている」うちは、まだガキンチョなんだろう。
参院選での民主党の圧勝を、小泉改革への反動と位置づけようとするマスコミの誘導には警戒しないといけない、ということを書くつもりだったが、民主党は「郵政民営化見直し法案」を提出するつもりらしい。郵政民営化そのものはどうでもいいが、それが改革からの後退と見られることは間違いないのに、どういうつもりなんだろうか。今そこにふれることはないだろうに。民主党には法案提出の前に世論調査する部署とかないのだろうか。
渡辺某が言っていたようにほんとうに役人が喜ぶ結果に終らせるつもりだろうか。