『エデンの東』

エデンの東 新訳版 (1)  (ハヤカワepi文庫)

エデンの東 新訳版 (1) (ハヤカワepi文庫)

先週は風邪で寝ていたために、久しぶりに休んだ気がする。
そうそう、先週のは結局、風邪だったようだ。天気予報どおり、今日の花粉飛散量がかなりなものだったとしたら、私は花粉症ではありえない。しかしながら、ほんとの花粉症の人ほどひどくはないものの、この春は私も何かを感ずる。これが予兆であることは、以前花粉症であった私は知っているべきだろう。
思い返してみると、こういうことになる。関西に住んでいる頃に花粉症を発症し、富山に移ってそれが治り、関東に出てきてまたぶり返そうとしている。導き出せる結論は、富山は空気がきれいだったんだなぁということ。
関東地方の杉林をすべて伐採し、落葉広葉樹か照葉樹の林にしますと、公約に掲げてくれる政治家がいたら、喜んで一票を投ずるだろう。花粉症患者だけで、今では大票田をなしているはずで、それだけで政界再編が可能かもしれない。
やんやさんの単車小屋が、いつの間にか閉鎖していた。ちきんさんのブログもドラゴンズが優勝して以来、更新がない。みなさん、初めの頃と違って、結婚したり、子供が出来たりで、お忙しいはずである。
もちろん、そうでなくても、ネットの世界は、はじめからかりそめの世界、いつやめても、また、いつ始めても、誰にも迷惑がかからない。そういう世界だからこそ、気持ちのよいお付き合いが出来たとも思っている。今から考えると、外の世界のしがらみを持ち込まないようにしようということだけは、なんとなく暗黙の了解だったように思える。
このブログも週に一回ほどしか更新できなくなっているが、先週の出来事で特筆しておかなくてはならないことは、バハがどこかに行ってしまったこと。KLXとつないでいるワイヤを見事に切断して持っていったようだ。盗難届けは出したが、いうまでもなく帰ってくる見込みはない。私があまりにも乗らないので、バイクのほうで勝手に走っていってしまったのかと思った。
去年の自転車に引き続きのことでちょっと狙われているのかもしれない。それにしても、おきっぱなしだからこういうことも起きるわけで、自分のバイクライフについても、見直さなければならないと思わされた。
でも、焦るつもりはない。ペンディングでいいのだ。そのまま腐っていってしまうかもしれないが、それでもいい。自分の能力にそれほど多くを期待していない。それになんだかんだいっても、新しい環境でバイクライフを始めることには、それなりの時間がかかる。
富山でジェベル200に乗ることが、自分には必要だった。生き返る必要があった。引きこもりから抜け出たばかりだったし。
海老名に出たついでに映画を見た。『バンテージポイント』
ハリウッドらしい痛快娯楽作。主人公は絶対負けず、合衆国大統領は絶対死なない。テロとの戦いとかなんとかいっても、結局、こういう勧善懲悪、ハッピーエンドみたいなハリウッドのお定まりのストーリーに書き換えられないと、アメリカ人としては尻の収まりが悪いのかもしれない。何しろ、西部劇以来すべてをこの展開で語ってきたのだし、これからもこの思考パターンだけで生きていくのが、アメリカ人の幸せであるらしい。
エデンの東』を新訳で読んでいる。今日は一巻目。