単色のリズム 韓国の抽象

knockeye2017-10-15

 初台の東京オペラシティアートギャラリーで「単色のリズム 韓国の抽象」っていう展覧会を、これは、目黒区美術館の「日本パステル画事始」と同じ日に観た。どちらの展覧会でも同じおじさんに出くわして「趣味のいいひともいるもんだ」と、遠回りな自画自賛をしたものだった。
 この展覧会は日曜日だけ撮影可だそうだ。私が訪ねたのは土曜日だったので「なんで?」と尋ねると「静かにご覧になりたい方もいらっしゃるので」と、なるほど無理からぬことだった。
 李禹煥がやはり圧倒的だと思うのだけれど、有名だからそう思うのかもしれないが、抽象画って枠に収まってない気がする。絵なんてものが明日なくなっても困りゃしないって言ってる気がする。

 朴栖甫(パク・ソボ)の「描法」シリーズもよかった。

 尹煕倉(ユン・ヒチャン)って人の≪何か≫のシリーズもよかった。ただの白い絵みたいだけど、どこかの土を焼成陶化した後粉々にしたものを絵の具にしている。

 他もよかったけれど個人的に好みなのはこのお三方でした。