ジョージ・クルーニー主演『ミッドナイト・スカイ』最終予告編 - Netflix
ジョージ・クルーニー監督作品としてどうしても思い出してしまうのは『サバービコン』。コーエン兄弟とジョージ・クルーニーが組んだ映画は他に『バーン・アフター・リーディング』、『ヘイル・シーザー』があるけれど、『サバービコン』が群を抜いて面白いと思う。どうして評価が低いんでしょうね?。
ロッテントマトでは「同作は社会風刺、人種差別への言及、殺人ミステリという3つの要素をうまく捌こうとしたのだが、出来上がったのは3つのごった煮だった。」と書かれているそうだ。
うまく捌こうとしたんじゃなくて、初めからごった煮を目指したと思いますよ。あのカオスがいいんじゃん。だって、マット・デイモンが子供用の自転車をこいで帰ってくるんですよ。
それはともかく、この『ミッドナイトスカイ』なんだけど、何はともあれネットフリックスはお金があるわ。
人類滅亡寸前の地球と、そうとはしらずに帰還しつつある宇宙船の二ヶ所を舞台に描かれる映画なんだけれども、人類滅亡は、テーマとしてちょっとズレてる気がしました。今というよりどっちかというと東西冷戦のころのテーマですから。
ただ、テーマのスケールがでかいのは確かだから、Netflixの資金の潤沢さが見えやすい。贅沢に画面を作ってますねって感想。
だから、言い方がどうかと思うけど、この程度のけっこうありきたりなSF映画に、よくここまで贅沢にオカネをかけたなっていう爽快感はあります。