2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

『サイコパス』

サイコパス (文春新書)作者: 中野信子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2016/11/18メディア: 新書この商品を含むブログ (11件) を見る この本はすごいベストセラーになってるみたい。 サイコパスって言葉はもともと犯罪捜査の現場で、ちょっと、ふつう私た…

「メッセージ」と「美しい星」はセットで見るべき

「ターシャ・チューダー 静かな水の物語」という映画を観ました。 アメリカ映画なのかと思いきや、鈴木ゆかりってひとがプロデュースして、松谷光絵ってひとが監督した、KADOKAWA配給の日本映画だった。 ターシャ・チューダーは92歳で亡くなるんだ…

総理のご意向は事務次官のご威光ではないのか

日本の役人には反吐が出る。 共産党がどこかから手に入れてきた文科省の「総理のご意向」云々の文書が「ホンモノです」と証言する前川前事務次官って人が現れたんだけど、この人、憂国の改革官僚かと思いきや、天下りあっせんがばれて首になった責任者なんだ…

共謀罪と天皇生前退位をめぐるリベラルの不在について

共謀罪成立はテロ対策は表向きの理由で、実態はただ警察権力をフリーハンドにするだけのことである。国会前でデモとかやってる人たちに言いたいけれど、こうなってから騒いでももう遅いので、民主党政権成立の経緯ですでに、かなり露骨な警察権力の政治介入…

「家族の肖像」

ルキーノ・ヴィスコンティ監督の「家族の肖像」デジタル完全修復版を観ました。 川崎アートセンター アルテリオ映像館っていう名画座っぽいところで「午後8時の訪問者」っていう「サンドラの週末」を撮った監督の映画と一緒に観たんだけど、そうやって見比…

共謀罪法案成立には捜査の完全可視化が不可欠

共謀罪が、国家主義者と日蓮主義者の賛成で法務委員会で可決された。悪夢の再放送である。 共謀罪がもし成立すると何が問題なのかといえば、市民が権力を抑止する力と、権力が市民を統制する力のバランスが崩れることだ。官憲の力が強くなりすぎる。 アメリ…

残業はそもそも「働き方」の問題ではない

働き方改革とか最近なんか話が変な感じなのでひとこと書いとこうと思って。 とはいえ、言いたいことは単純。残業は管理側の問題で、労働者側の問題ではない。それだけ。あたりまえなんだけど、話を聞いてると、なんか残業が現場の自由裁量で何とかなるみたい…

「マンチェスター・バイ・ザ・シー」他

ようやく長時間座っても大丈夫と思えるようになったこともあり、今週末は4本の映画を観た。 「マンチェスター・バイ・ザ・シー」、「パーショナル・ショッパー」、「スプリット」、「アシュラ」。 この中では、「マンチェスター・バイ・ザ・シー」がダント…

マスコミはとっくに日本会議に懐柔されている

文藝春秋 2017年 05 月号 [雑誌]出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2017/04/10メディア: 雑誌この商品を含むブログ (1件) を見る 無意識にか意識的にか、マスコミの報道に携わっている方々は、自分たちが書いた記事で世論を誘導して、大衆を扇動できるつもり…

劣化していく「リベラル」たち

先日の週刊現代に青木理のエッセーがあり、「共謀罪成立は『平和ボケ』だ」とか書いていた。 意見そのものには特に反対しないが、「平和ボケ」などと古色蒼然とした表現が、はたして今更「有効」なのか疑問に思う。「平和ボケ」という言葉は定義のはっきりし…

「カフェ・ソサエティ」

なんだかんだいってうちはサービス業なので、GWはすごく短い。が、そういうところも今の職場はすごく合っていて、じつのところ、私自身はGWにこれといった思い入れがなく、まあ、いい季節ではあると思うが、なにも国中でいっせいに休まなくてもいいんじ…

日本、家の列島

日本、家の列島作者: ヴェロニック・ウルス,ジェレミ・ステラ,マニュエル・タルディッツ,ファビアン・モデュイ,パナソニック汐留ミュージアム出版社/メーカー: 鹿島出版会発売日: 2017/04/13メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る パナソニック…