「神代辰巳レトロスペクティブ」

インスタント沼」が、MovieWalkerの「見てよかったランキング」の1位になった。まことによろこばしい。
つらつらおもんみるに、今年に見た日本映画の中ではベストなのではないかと考え始めていたところである。
クローンは故郷をめざす
も、すごくよかったのでどちらか迷うところだけれど。
洋画も含めると「チェンジリング」と「スラムドッグ$ミリオネア」があるが、それでもけして負けてないと思いますよ。
ほとぼりが冷めたらネタバレレビューも書きたいと思う。
映画館で手に入れたチラシによると、6月13日から7月10日まで、渋谷のシネマヴェーラ
神代辰巳レトロスペクティブ」
と題して、神代辰巳監督作品が二本立てで連日上映されるようだ。
おくりびと
のときに少しふれた
「噛む女」
神代辰巳監督だったみたい。
ラインアップをながめて見ると、そのころそんなに映画を観ていたわけでもなかったが、神代辰巳監督の映画はけっこう観ている。そして今でも印象に残っている。
「噛む女」
のほかに、私が見た記憶があるのは
「赫い髪の女」

「嗚呼!おんなたち猥歌」。
「赫い髪の女」については、もはや傑作の評価はゆるがないと思われる。
今改めて作品情報を見てみると、1979年製作で、出演は、宮下順子石橋蓮司、亜湖、阿藤海三谷昇山口美也子山谷初男etc.
全然忘れているけど、音楽は憂歌団だ。
「嗚呼!おんなたち猥歌」は、1980年。
角ゆり子、中村れい子、内田裕也、安岡力也、絵沢萌子太田あや子、黒田征太郎石橋蓮司アナーキー
この映画の内田裕也と安岡力也がよかったぁ。
「噛む女」は1988年、このころは私もだいぶ大人になっているわけだ。
出演は、桃井かおり、永島敏行、平田満余貴美子、までは記憶に残っているが、竹中直人戸川純室井滋は憶えてないなぁ。
この3作はおすすめできちゃうっすね。
ラインアップはこちら

http://www.cinemavera.com/schedule.html
タイムテーブルはこちら

http://www.cinemavera.com/timetable.html?no=57
ところで、こないだ若いころの石橋蓮司がテレビに映っていたけど、千原兄弟のジュニアそっくりっすね。うりふたつ。
それから今、忌野清志郎の追悼としてヒューマントラストシネマ文化村通りで彼のドキュメンタリー
「不確かなメロディー」
が上映中です。