首相に一任した結果がこれ。
公約したことは実現できないくせに、公約していないことについては決断力がある。
神奈川ローカルの話題だが、28日の逗子市議選で、みんなの党が圧倒的な差でワンツーフィニッシュを決めた。

 28日投開票された逗子市議選(定数20)の結果が県内の政党関係者に衝撃を与えている。みんなの党公認の現職2人がいずれも2千票を超える得票で、1、2位を独占。推薦を受けた新人も当選し、擁立したすべての候補者が議席を確保した。夏の参院選の前哨戦として各党派が競い合った中で、民主、自民両党への批判層の受け皿となった格好だ。予想を超える“第三極”の健闘に、参院選を前にした民主、自民両党関係者から警戒する声が上がっている。

 「民主党の『政治とカネ』の問題などへの不満から、ちゃんとした政治をしてほしいという市民の思いが表れた」。市議選から一夜明けた29日、みんなの党政調会長浅尾慶一郎衆院議員(比例南関東)は勝因をこう分析してみせた。

 同党が擁立した3人の総得票数は5478票で、トップ当選した高谷清彦さんは前回得票の2倍を超える2371票を獲得した。「(得票数は)個人だけの力ではない。自分自身は当落線上にいると思っていた」と本人もその結果に驚く。

 一方、党派別で最も多い5人の候補者を擁立した民主党は公認候補2人、推薦候補1人が現有の3議席を死守したものの、5人の総得票数は3828票と及ばず。昨秋の衆院選での県内での大勝も今は昔。国会で「政治とカネ」の問題が相次ぎ、内閣支持率の低迷による“逆風”を如実にうかがわせる結果となった。

http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1003300016/