鎌倉 妙本寺

鎌倉の安養院のツツジを、毎年見逃してしまうのは、その盛りがGWに重なっているからだと思い至った。
今年はこの寒さで開花が遅れたので、今日あたりまだ大丈夫じゃないかと、すごく早起きして出かけた。
私も趣味で写真を撮っているわけだから言いたくないけれど、鎌倉を占拠する団体老人カメラマンの傍若無人ぶりは少々異常で、自分の背より高いような三脚を振り回しつつ、
「すいません、ちょっとどいてもらえます?」
みたいなことを平気で言うのだ。
プロアマに関わりなく、カメラの前を通るのに遠慮なんかする必要はないと私は思っている。特に、お寺なんかでは、カメラマンは一般の観光客に、一般の観光客は参拝客に、遠慮するのが順序というものだ。
「馬齢を重ねる」ということばがあるが、何もたかが写真を撮るだけのことに、大勢で寄り集まって他人にいやな思いをさせていては、年のとり甲斐がないのではないかと思う。
そういうよい心がけのせいか、安養院のツツジは見事にしおれ切っていた。お寺の人が朝のお掃除をしていた。ごくろうさまっていう・・・。
当てがはずれたので、さわやかな天気もあって、急に眠たくなってしまった。
新緑の山道をバイクで走っていると、高速に明滅する木洩れ日に酔うことがあるのを思い出した。
帰りがけに妙本寺で新緑の楓を撮影。紅葉のころはきれいだろうと思っていて、ふと思い出したら、去年の紅葉のころここで撮影していた、DP−1で。