ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い

knockeye2010-07-11

先週忙しかったせいか耳鳴りがしてさ、二度寝、三度寝したあと、選挙に行って、ちょっと会社に立ち寄って、それから渋谷に行くとちょうどよい時間かなという気がしたら、これがドンピシャで、渋谷シネセゾンで上映中の「ハングオーバー」の上映30分前に、映画館のロビーにいたわけ。
で、それがよかったか悪かったか分からないのだけれど、その回にはトークショーというのが付いていておかげで満席。
出演者とか監督の舞台挨拶っていうなら値打ちあると思うけど、町山智浩という評論家のトークだったんだけど、その効果と意味について、懐疑的な空気が流れていたのは事実だったな。すべりまくってたし。
でも、そういうゆるい感じは、この映画に関しては織り込み済み。
ひさびさに絶対面白いという確信をもって観にいった映画だった。
過去に観た映画で引き合いに出すと「インスタント沼」とか、「デトロイト・メタル・シティ」に勝るとも劣らない。
ザック・ガリフィアナキスというコメディアンが最高だった。
間をちょっとはずす感じとか、淡々とぼける感じがタカ・アンド・トシのタカに似てる。体型もそうだけど。
この人、最近ちらちらとは見かけていた。このあいだは「マイレージ・マイライフ」の最初のところに出てたし、「ベガスの恋に勝つルール」にも出てて、最後まで席を立たなかった人は覚えてるかもしれないけど、エンドロールが終わったあとにあぶない感じのギャグかましてたんだよね、たしか。
奇想天外で独創的なストーリー、意外な出演者、ツボを抑えた演出。重箱の隅をつつく細かなギャグ。「レインマン」のパロディのとこなんて笑わせます。
それに、イケメン、メガネくん、BABY、BEAST、BEAUTY、に加えて、謎の東洋人、まさかの有名人、コマがそろってます。
コメディはこうありたいです。
ちなみに、今年のゴールデングローブ賞最優秀作品賞を受賞してます。