- 作者: 山田芳裕
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/07/23
- メディア: コミック
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『へうげもの』の11巻が届いたので読んだ。
徳川家康が、‘やな感じ’オーラを発しつつあるな。
鎖国の時代に向かいつつあるからか、全体のトーンもなんとなく寂しい。
現実の世界を振り返って、米韓の合同演習のニュースなど聞くと、どうも日本という国の存在は次第に隅に追いやられていくようだ。
考えてみると、日米安保の半世紀、沖縄の米軍基地という、せまい窓からだけ国際社会をうかがってきた日本人の態度は、長崎に出島を置いて、オランダ人とだけ付き合ってきた江戸時代とそっくりだったんだよね。
日米安保は、つまりは鎖国政策で、沖縄の米軍基地は、現代の出島だったんだな。