- 作者: マルジャン・サトラピ,園田恵子
- 出版社/メーカー: バジリコ
- 発売日: 2005/06/13
- メディア: 単行本
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でも、このマルジは、まず絵としてもかわいいし、構成という面からも、断然いいと思う。早速、『2 マルジ、故郷に帰る』も注文した。
国歌をめぐるエピソードには、すこし考えさせられた。軍事クーデターで投獄されていた空軍のパイロットたちが、以前の国歌を放送することを条件に、戦地に赴くことを承認する。わたくし、自分の心の中を探ってみて、日の丸が国旗であることは納得がいくけれど、正直にいって「君が代」には、かけらほどの愛着もない。むしろ、あれを耳にして感動する人間は信用できないとさえ思っている。あれは国歌に値するのかなと、ぶっちゃけ、疑問に思う。こんなこというと非国民と言われるのか知らないけれど、わたしのいっていることの方が多数派じゃないだろうか。あの国歌、なんか不自然だよね。なかったらないでええんちゃうん?