シリアの化学兵器を国際管理

knockeye2013-09-11

 おもにスペースの都合でここに書きますけれど、いまほんとは14日、速報では、シリアの化学兵器を国際管理下におくことで、米ロの外相が同意したそうです。
 これで、シリアへのアメリカの軍事介入はひとまず避けられたとみてよいようで、なにはともあれよかったと思うわけです。
 これについては、11日のロシアの提案がポイントだったのはいうまでもありません。スノーデン氏の処遇をめぐってぎくしゃくしている米ロなのですけれど、世界の秩序について、責任を持った行動をするということを世界に示しました。
 ふりかえってみて日本という国はどうなのかですけれど、こないだ廊下で無視されたにもかかわらず、オバマに軍事介入への理解を求められると、安倍首相は、一も二もない満額回答、「どうぞどうぞ、自由に殺しちゃってください,シリア人なんて、私には何の関係もないです」といわんばかりの、へつらいぶりで、日本という国は結局アメリカのいいなりだと、これはまた、世界にアピールしたわけです。
 先日、オリバー・ストーンが来日した際、「日本は,アメリカの属国」と発言したのですけれども、その記憶も新しいうちに、上のような行動をとられたのでは、反論のしようもございません。
 オバマは、今回のシリアに対する軍事介入に際して、「アメリカは世界の警察ではない」が、「アメリカの行動によって虐殺が回避されるのであれば躊躇しない」と、この行動の意味を位置づけています。
 こういうオバマの目線で、ロシアと日本と、どちらが‘信頼’に値する態度だったか、なんですけどね。いうまでもないか。
 とにかく、わたしたちの国では、政治というに値するものはほぼ崩壊している。こないだのIOCにおける安倍首相の演説も、空約束なのは目に見えています。というのは、国民にはひとことの説明もないわけだから。
 こころある競技者なら、日本政府が原発事故に対して,責任ある態度をとらないかぎり、2020年の東京五輪には不参加を表明するだろうと思うし、国単位で参加を拒否するところが続出してもおかしくない状況だとおもいます。