「米軍慰安婦」報道をうけて、きのうのつづき

knockeye2014-06-27

 昨日の記事を書いた時点では知らなかったが、報道によると、一昨日、6月25日に、朝鮮戦争後、在韓米軍基地近くで、米兵相手に売春をしていた女性たちが、‘「米軍慰安婦」として韓国政府の厳しい管理下に置かれ、人権を侵害されたなどとして、’韓国政府を相手に、訴訟を起こしたそうだ。
 わたしの予想では、韓国政府はとっとと責任を認めて、国家賠償に応じるだろう。一人あたり100万円だというし、‘そんなんでええの?’てなもんである。
 これを思うと、「河野談話」ていうのは、日本の政治のだめだめぶりの見本みたいなもんだな。まさしく官僚的文章で、何の誠意をも感じない。国家賠償しておけばよかったと思いますけどね。
 ただ、話がおかしいのは、韓国の「慰安所」は、近くは1996年まであったことが確認されているそうで、そうなると、河野談話は1993年だから、あれだけ「謝れ、謝れ」と言っているその同じことを、自分たちは現在進行形でやっていたということなんだけど、こういうあたり、韓国の人たちは、どういう具合に論理的な整合性を持たせるのだろうか。
 以前に、このブログでも書いたけれど、万葉集を全部韓国語で読み直そうとしている韓国人の学者がいた。ご存じの通り、万葉集は、万葉仮名という、ようするにまだひらがな、カタカナが成立していない、漢字を表音文字に流用している状態だから、これを韓国語に読もうとすれば読めるらしい。しかも、当時、日本と朝鮮半島は交流があったわけだから、実際に、韓国語が混じってもいるらしい。たとえば「あをによし」なんて、韓国語らしいよ。
 でも、全部韓国語のわけがないよね。ただ、そこも譲って、全部韓国語で読んでみるのもよいとしても、当時の記事を探してみたけど見つからなかったのであのときは書かなかったけれど、記憶だけで書くと、そうやって万葉集を韓国語で読んだ結果が「女たちが陵辱されてしまったことよ」とか言う歌だっていうわけ。
 万葉集の時代にも陵辱なんですか?。韓国人の陵辱マニアにはさすがに辟易したので、今も記憶に残っているの。
 慰安婦は、おそらく、韓国人のこうした‘被害者アイデンティティー’の象徴であって、その意味で、史実であるよりは、多くファンタジーだとわたしは思う。
 第二次大戦の日韓関係については、とっくに精算済みという主張が、薄情なようで、結局正しいと思う。朴槿恵は1000年恨み続けるそうなのだけれど、それならそれでかまわないけれど、それはあくまでも韓国の国内だけで通用する価値観で、国際的には、あきれた話だと思います。