「いだてん」観たいけどな

 「いだてん」観たいけど、テレビがないからね。地デジ化と同時にテレビは辞めたので。このブログで時々テレビの話題があるのは、Tverで観てるか、どこか自宅以外で観てる。
 「いだてん」は視聴率で苦戦しているらしいけど、脚本の宮藤官九郎は、週刊文春の連載で「間違いなく自分の代表作になる」と書いているし、爆笑問題の太田さんも褒めてるし、週刊プレイボーイの連載では、オール巨人師匠が、森山未來古今亭志ん朝に舌を巻いていた。
 森山未來はもともと神戸でしたよね。ちがったっけ?。まあ、関西弁より江戸弁の方がほかの地方の人がしゃべっても違和感がない。何故かというと、江戸弁は事実上、死んでるからね。古今亭志ん朝師匠がなくなって、たぶん、柳家小三治師匠が最後なんじゃないかと思う。日常でも江戸弁でしゃべってる「んじゃないか」と思わせる噺家は(ああ、そういえば、今思い出したけど、「落語家」じゃなく「噺家」と書くのは、小三治さんの影響だった)。
 だって、立川志の輔さんが富山でしょ。春風亭昇太が静岡ですから。オール巨人さんが書いていることには、上方の古典落語の言葉を今の大阪弁に変換しても違和感はないけど、江戸弁を今の東京の話し言葉に変換すると、失われるものが多すぎると。
 これはでも、上方落語では、いったんほろびかけたのを米朝師匠をはじめ、四天王と言われる人たちが復興に努力したってことが逆に幸いしている部分もあるかもしれませんね。上方の古典落語には、米朝師匠が創作したに近いものもあると言われてます。
 それともう一点は、上方では漫才って話芸の存在が大きくて、漫才と落語が刺激しあったことが、上方落語の言葉をアップデートしたのかも。上方落語も昔は「~でごわす」なんて語尾を使ってたそうですよ。

 それはともかく「いだてん」は観たいんだけど、配信で観ようとすると、お金が取られるのがちょっとむかつく。というのは、このブログにも書いたけど、ここに引っ越した時に、引っ越しの連絡をしようと何度か電話したのに、通じず、仕方なく放置していると、NHKの集金人が来て、「払え」っていうわけ。「前の住所で払ってるわ。つか、そっちが電話出なかっただけだろ」みたいな不毛な議論をした。
 三人くらい入れ代わり立ち代わり、ちがう集金人が来た。NHKの集金人ってシステムは実になぞ。あの人件費も受信料から払われてるわけでしょ?。あれが全国に何人いるの?。たとえば、WOWOWに集金人なんていないわけじゃないですか。もういいかげんにアップデートすべきじゃないですかね。
 そういうわけで、テレビもないのに受信料を払ってるのに、配信で観ようとすると金をとるのかよ。なんかそこが納得できないわけよ。
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