『トップガン』は、5年に一度、10年に一度とかしか映画を観ない人が、前作を観て、今作を観て、そしてもう一生映画を観ないとしても、それで満足できる映画だと思う。
映画はマーベルしか観ないって人がいたら、ちょっとどうかなぁと思うだけだが、映画はトップガンしか観ないって人がいたら、なんかちょっと負けた気がすると思うのだ。
それはいわゆる一軍っていう嫌味もなく、勝ち組という格差意識とも関係なく、ただそのシンプルな人生観にひれふさざるえない何かなのだ。
人生は一行のボードレールにも若かないと言ったのは芥川龍之介なんだけど、人生は一編のトップガンに若かないと、観終わってまずそう思ったな。