中村芳中、酒井抱一、円山応挙

 福田美術館の他の絵もついでなので。

中村芳中《花鳥人物扇面貼交屏風》
中村芳中《花鳥人物扇面貼交屏風》

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 中村芳中は、酒井抱一より早く、尾形光琳の絵を江戸に紹介したと記憶している。
 絵はたらしこみが特長的で、琳派とはたらしこみと見つけたりと思ってたのかと見えるほど。

酒井抱一《青楓朱楓図屏風》
酒井抱一《青楓朱楓図屏風》

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 これに似た感じの鈴木其一の屏風が根津美術館にある。《夏秋渓流図》。見比べると酒井抱一の方が平面的に感じる。

円山応挙《富士巻狩図屏風》
円山応挙《富士巻狩図屏風》

 左隻の富士と右隻の人物のコントラストが見事だわ。

円山応挙《富士巻狩図屏風》部分
円山応挙《富士巻狩図屏風》部分

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尾形乾山《吉野山図》
尾形乾山吉野山図》

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 「春風は ふるさと寒き 雪ならて 色香に匂ふ みよし野の山」

室町時代の『雪玉集』の和歌だそうです。

 お正月の嵐山は

嵐山
こんな感じ。

 
 逸翁美術館にある

円山応挙《嵐山春暁図》
円山応挙《嵐山春暁図》

を思い出した。

 ついでに言うと、嵐山の京福電鉄の方の駅前、いわゆる嵐電の前の西利の店ではお漬物のお寿司が食べられる。東京の店だけでなく、新大阪駅の店まで閉めてしまって、今では京都でしかいただけないみたい。職人さんが確保できないって話だった。
 嵐山に来るとお昼はここに決めてる。

www.syoryuen.jp

 漬物つながりで言うと、西利の向かいの「もり」では、お豆腐の漬物が売ってる。

豆腐の漬物
これは

好きな人は好きなんじゃないか。賞味期限も30日あるのでお土産にも。嵐山店限定みたい。

www.kyoto-mori.com