2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『晩春』

神保町シアターで小津安二郎監督の『晩春』。2018年の初夏に、1949年の小津映画を観ている。ただ、これは先日の『麦秋』みたくデジタル・リマスターされていないので、かなり傷みがあった。この6月に「小津4K」として、小津安二郎監督の7作品が4Kデジタル修…

平和憲法と北朝鮮

先月にも書いたけど、このブログでは、ずっと、北朝鮮と和解すべきだし、和解したもん勝ちだと書いてきた。 『見渡せば北朝鮮でなく日本が孤立』 南北朝鮮が終戦に向けて動き出し、今は状況が変わったので、それはもうよいのだけれど、ここでは、平和憲法と…

『修道士は沈黙する』

ロベルト・アンドー監督の『修道士は沈黙する』をBunkamuraル・シネマで。 G8蔵相会議が舞台となっている。その発想自体がイタリアらしいと思えてしまう。日本人はまず思いつかないし、ハリウッドでは、なおさら無理なのは、ロシアの潜水艦の中でも、清王…

横浜美術館でNUDE

横浜美術館に、テートギャラリーの所蔵品から「NUDE」にテーマにした展覧会が巡回している。2016年から世界を回っていると聞いてピンとくるのは、2015年に永青文庫で開かれた春画展で、あれももともとは大英博物館で2013から2014年にかけて好評を博した展覧…

「首相案件」その3

世の中では、「モリ、カケ」とか言って、森友問題と加計問題を、言葉遊びで一緒くたにして面白がってるけど、このふたつは質的にまったく違う問題ですから。 加計学園が獣医学科を新設することになった「国家戦略特区」って制度は、そもそもどういう経緯でで…

首相案件 その2

先日、長谷川幸洋の説明に納得した「首相案件」だったが、1日をおかずに、郷原信郎の反論が上がった。 ここ。 さらに“国家戦略特区は首相が議長なのだから「首相案件」と語るのは当たり前”という主張になると、もはや「お前は小学生か」とつっこみたくなるレ…

「首相案件」

近ごろ巷を賑わしている「首相案件」という言葉の意味が分からなくて、首を傾げていたせいか、また腰を痛めてしばらく寝ていた。 ところが、ようやく、なるほどと思える説明に出会った。 ここ。 そもそも国家戦略特区という政策が当初から「安倍政権の目玉政…

沢田教一展

戦場カメラマン沢田教一の眼―青森・ベトナム・カンボジア1955-1970作者: 斉藤光政,沢田サタ出版社/メーカー: 山川出版社発売日: 2015/05/30メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る 沢田教一の写真展を横浜高島屋に訪ねた。 沢田…

『ペンタゴン・ペーパーズ』

ベトナム戦争についてアメリカ政府が隠蔽しようとした戦争の実態が、内部告発と報道によって暴かれる、その過程を、この脚本は、ワシントン・ポストの社主・キャサリン・グラハムを主人公にして描いていく。 この脚本のオリジナルは、リズ・ハンナという無名…

教育の場でなく教養の場としての学校

はてなブックマークで、去年、2017年の「年間ブックマークランキング100」の7位に【7年かかった】19歳から7年、1人で30個のWebサービスを作り一発当ててもう働く必要がなくなったので振り返ってみるつって、19歳からコツコツwebサービスを作り続け、7年で一…

隈研吾 くまのもの

書きそびれていたが、東京ステーションギャラリーで開催されている、隈研吾の展覧会に行ったんだった。 あの日は、ルドンと鈴木長吉も観たので、こちらは後回しになった。 「くまのもの」と題された展覧会で、今回は建築素材にテーマを絞っていた。 なので、…

大岡川で花見

川沿いの桜というと、目黒川の桜が有名なんだけど、東京はものすごい人出に決まってるし、個人的には横浜の大岡川の桜が気に入っている。 もちろん、この辺以外でなら、富山の舟川べりの桜もよい。あそこは、桜越しに、雪を被った立山連峰を望める。 大岡川…

鎌倉で花見

妙本寺。 花海棠と桜。 着物をレンタルして人力車に乗ってっていうサービスがあるみたいです。 桜吹雪。 海蔵寺の山吹。 海蔵寺の花海棠はもう寿命かもしれなくて、花の付きが悪いようでした。